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NBA

【NBAデュオ列伝】決別の理由はマーブリーのKGへの嫉妬。互いに別の道を歩むも、キャリア終盤に運命の邂逅が|後編

出野哲也

2020.10.17

マーブリーはネッツ移籍後の01年に自己最高の平均23.9点を記録。オールスターに初選出されたが、チームを勝利に導くことはできず。(C)Getty Images

マーブリーはネッツ移籍後の01年に自己最高の平均23.9点を記録。オールスターに初選出されたが、チームを勝利に導くことはできず。(C)Getty Images

■苦難の道を辿ったその後のNBA人生

 新天地でも、マーブリーは引き続き個人としては素晴らしい成績を残し続けた。ところが、それが一向に勝利に結びつかなかった。ゴー・トゥ・ガイ不在のネッツでは、必然的にマーブリーが得点の第一オプションとなったのだが、そのために「自分の得点だけを考えている選手」というレッテルを貼られた。結局ネッツには2年半いただけで、01年にジェイソン・キッドとの交換でフェニックス・サンズへ。だがここでもそのプレースタイルは変わらず、しかもキッドを得たネッツが2年連続でNBAファイナルに駒を進めたことで、マーブリーの評価は下がり続ける一方だった。

 対照的にKGは順調に進化を遂げていった。毎年着実にプレーの幅を広げ、NBA指折りのスーパースターの地位を築き、00年のシドニーオリンピック代表にも選ばれた。
 
 しかし、彼にも悩みがあった。ウエスタンの強豪の一角を占めるようになったウルブズだったが、プレーオフではどうしても1回戦の壁を突破できなかったのだ。KG以外のサポーティングキャストの弱さが最大の原因だったが、KG自身もここ一番での勝負弱さを指摘されていた。

「チームを引っ張る人間が、試合を左右する場面で自らシュートを狙わないようではダメだ」。

 アンセルフィッシュすぎるKGのプレーぶりに、マジック・ジョンソンも苦言を呈した。

 マジックの言葉を胸に秘め、KGはさらに過酷なトレーニングを積んだ。その成果が出て、03年にはオールスターMVP、レギュラーシーズンのMVP投票でも次点に入る活躍を見せた。

 プレーオフでは善戦空しく7年連続での1回戦敗退を喫したが、続く03-04シーズンには自己最高の平均24.2点、13.9リバウンド、2.17ブロックをマークし見事MVPを受賞。サム・キャセール、ラトレル・スプリーウェルら脇を固めるメンバーも充実し、ようやくプレーオフ1回戦突破を果たしたウルブズは、カンファレンス準決勝でサクラメント・キングスを撃破。カンファレンス決勝でロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れたが、とうとう長年の屈辱を晴らすことに成功した。
 
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マーブリーは憧れの新天地へ

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