ウエストには今年オールスター入りしたアンソニー・デイビス（レイカーズ）、ニコラ・ヨキッチ（デンバー・ナゲッツ）、ルディ・ゴベア（ユタ・ジャズ）に加え、クリスタプス・ポルジンギス（ダラス・マーベリックス）やラマーカス・オルドリッジ（サンアントニオ・スパーズ）、モントレズ・ハレル（ロサンゼルス・クリッパーズ）といった実力派ビッグマンが控えている。近年、球宴のリザーブに選ばれるためには、所属するチームがプレーオフ出場圏内にいることがヘッドコーチ投票において優位となるだけに、ブレイザーズがウエスト上位、かつヌルキッチが今季と同等の成績を残す必要があるため、そのハードルは高いと言えるだろう。
  　来季の開幕時期はＮＢＡとＮＢＡ選手会（ＮＢＰＡ）で意見が割れており、12月22日、あるいは来年１月18日のいずれかで決めかねている。オールスターが開催されない可能性もあるのだが、26歳のヌルキッチにはぜひとも球宴入りを目指し、さらなるステップアップをしてくれることを期待したい。

文●秋山裕之（フリーライター）

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