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NBA

地元メディアが“ウィザーズにフィットしそうなドラフト候補4選手”をセレクト。はたして八村の同僚となるのは?

秋山裕之

2020.11.07

 八村についても、現時点ではパワーフォワードと固定しているわけではないため、今年のドラフトで同ポジションの即戦力を獲得すれば、スモールフォワードへとスライドすることも考えられる。実際に、来季も確実に契約下にいるフロントコート陣はトーマス・ブライアント、八村塁、モリッツ・ヴァグナー、アンジェス・パセチニクスのみのため、パワーフォワードを務められる選手を指名したい、というのがトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)の狙いだろう。

 となると、オフェンス力で高評価を得ているトッピン、あるいはリムプロテクター兼ストレッチ4として期待されているスミスという選択肢もありそうだ。

 また、フロントがベルターンスとの再契約が厳しいと判断すればスコアラーが必要になるため、ネスミスあるいはベイの指名へと切り替える可能性も考えられる。
 
 ネスミスはヴァンダービルト大HC(ヘッドコーチ)のジェリー・スタックハウス(元デトロイト・ピストンズほか)がそのハードワークぶりを絶賛する職人タイプであり、1試合平均4.3本、成功率52.2%と高確率で沈めている3ポイントが魅力的。ベイについても昨季、カレッジ4位の3ポイント成功率(45.1%)を残しており、チームのニーズに適していると言っていい。

 ウィザーズは昨年のドラフト1巡目9位で当時21歳の八村を指名し、ウォールとビールと並ぶ主力選手へと育てていく姿勢を示した。ウィザーズにとって、ウォールが復帰する今季は勝負の年と言っても過言ではないことから、シェパードGMはすぐさまチームにインパクトを与えることができそうな即戦力を指名することになりそうだ。

 トップ指名候補のビッグマン、ジェームズ・ワイズマン(元メンフィス大)は、ここ数日モックドラフト内で評価を落としているだけに、指名できる可能性もゼロではない。来季に向けてウィザーズがどのような選択をするのか、今後の動向に注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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