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NBA

渡邊雄太がセルティックス戦で今季初得点!出場時の得失点差はチームトップと存在感を発揮

秋山裕之

2021.01.05

 ラプターズは19点差の場面で渡邊とジョンソンをコートへ送り出すと、渡邊の今季初得点となる3ポイント、テレンス・デイビスの3ポイントプレー、さらにはクリス・ブーシェの3ポイントも決まって残り2分36秒で10点差まで縮め、セルティックスが慌ててジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウン、グラント・ウィリアムズをコートへ戻すことに。

 その後は点差を縮められず、ラプターズは114-126で敗れたものの、渡邊は4分16秒の出場で3得点、1リバウンドを記録。出場時の得失点差(+7)はチームトップと、短時間でも実力をアピールできたと言っていいだろう。
 
 セルティックス戦終了時点での渡邊の今季成績は、2試合で平均1.5点、2.0リバウンドと際立った数字を残しているわけではない。それでも限られた出番のなかで26歳のフォワードは、自身の役割をきっちりとこなしていた。

 今季は新型コロナウイルスの影響で、2WAY契約選手のルールが変更。昨季までは最大45日間の帯同だったが、今季は50試合に出場することが可能になっている。

 この日の敗戦でラプターズは1勝5敗と2012-13シーズン以来のスロースタートとなった。チーム状況は決して良くなく、今後ナースHCがローテーションを見直すことも考えられるだけに、渡邊にさらに多くのチャンスが与えられることを期待したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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