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NBA

クリッパーズのルーHCがコビーとの思い出を語る「『お前抜きに優勝できたかわからない』と言われて…」

秋山裕之

2021.01.24

 ルーのキャリアについて、おそらく人々の記憶に最も残っているのは2001年のNBAファイナルだろう。11連勝で頂上決戦まで勝ち上がってきたレイカーズは、アレン・アイバーソン率いるフィラデルフィア・セブンティシクサーズと激突し、4勝1敗でシリーズを制して2連覇を達成した。

「コビーが言ったんだ。『いいか。俺たちはお前抜きにこのシリーズを制することができていたのかわからない』とね。で、『なぜなら、俺はアイバーソンをガードすることに疲れ果てていたんだ。お前は彼に対して本当にすごいプレッシャーをかけていた。だから今回のチャンピオンシップ獲得において、お前はものすごく大きな働きをしてくれた』とも言ってくれた。彼が大げさに言っていたかどうかは関係ない。あの言葉は本当にありがたかったよ」

 そのシリーズで、ルーは“仮想アイバーソン”としてチーム練習に参加。実際のファイナルでもその年のシーズンMVPを相手に、粘り強いディフェンスと思い切りのいい3ポイントで応戦し、チャンピオンチームの一員として輝きを放っていた。シリーズ平均14.7分の出場で3.6点、1.4アシスト、1.4スティールという数字以上に、ロールプレーヤーとして自らの役割を忠実にこなしていたのだ。
 
 そして現在指揮を執るクリッパーズには、コビーをアイドルとして育ってきたカワイ・レナードとポール・ジョージがいる。カリフォルニア州で生まれ、幼少期からレイカーズの試合を観てきただけに、両選手がコビーに憧れてバスケットボールに打ち込み、NBA入りしたことは言うまでもない。

「あの2人はいつも知りたがっているよ。コビーがどうだったのか、何をしていたのか、どんな練習をしていたのか、このことについてコビーならどうリアクションするか、といったことをね。(コビーについて)話すのは時々タフなことではあるけど、彼らが選手、人間、ビジネスマンとしてコビーがやっていたことを尊敬していることが見てとれるから嬉しいね」とルーHC。

 現役時代にコビーとともにプレーし、チャンピオンシップを勝ち取った経験は、ルーにとって今でもかけがえのない財産となっているのだろう。コミュニケーション能力に長けた“プレーヤーズコーチ”と称されるルーだが、現役時代に11シーズンをプレーしてきた実績も見逃してはならない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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