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NBA

八村塁は3試合連続2桁得点も、エースのビールが7得点と振るわずヒートに完敗…〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.06

 八村塁は27分の出場で12得点、2リバウンド、3アシスト。ゴール中央付近から先取点となる3ポイントを決め、第1クォーター中盤にはドリブルからハンドオフと見せかけてリング下まで突進してダンクを炸裂。第3クォーターでは序盤に3ポイント、中盤にフリースロー2本とリバースレイアップを沈めて3試合連続で2桁得点を奪った。

 だがこの日はヒート、特にバトラーのレッスンを受けることとなった。第1クォーターのダンクを機に、ヒートは八村がペイントエリアに近づくとダブルチームを仕掛けてパスアウトさせ、ローポストやミドルポストでボールを持つと、バトラーがパワードリブルを突いた直後に背後からスナップしたり、リング下まで持ち込んでコンタクトしながらショットを狙っても、バトラーがショットを放つ直前に腕をおろしてファウルなしでミスを誘発。
 
 八村は試合全体でフィールドゴール30.8%(4/13)、3ポイント33.3%(2/6)に終わり、出場時間帯における得失点差でも今季ワーストとなる-25。アデバヨとのリバウンド争いを制す場面もあったが、ドラギッチやナンに3ポイントをあっさりと許すシーンもあり、攻守両面で苦しんだ。

 この試合を終えて、ウィザーズはフランチャイズ史上ワースト7位タイの5勝14敗(勝率26.3%)となり、イースト14位。ウエストブルックが出場した13試合のうち、ブルックリン・ネッツ戦こそ2戦2勝ながら、それ以外の11試合では全敗と苦しんでいる。

 次戦のシャーロット・ホーネッツ(7日)、シカゴ・ブルズ(8日)とのアウェー2連戦に向けて入念な準備をし、なんとかして勝利を目指したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!NBA1年目から存在感を放った八村塁”の厳選ショット!
 
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