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NBA

コビーのラブコールも届かず…元オールスターのアリナスがレイカーズ入りを断ったワケは?〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.03.03

「その時点で3月だ。『コンディションを整えるのに1か月半かかる。ほかに誰をトライアウトしたか分からないけど、(レイカーズにはシーズン途中に獲得した)ラモン・セッションズがいて、もう補強する必要はない。あとはセカンドユニットをアジャストするだけだ』と伝えた。そして、彼らの健闘を祈って家に帰ったよ」

 アリナスがキャリアハイの60得点をあげたのは06年12月のレイカーズ戦で、コビーも目の前で圧倒的なパフォーマンスを見ていた。リーグを代表するスーパースターから“ラブコール”もあったが、ある意味で高い要求を受ける可能性がプレッシャーにもなったという。
 
「俺はもうコビーが求めていた選手、エージェント・ゼロじゃなかった。彼があの時の俺に押し戻そうとするんじゃないかと心配したよ。俺は自身を苦難に陥らせたエージェント・ゼロにはもうなりたくなかった。コビーは『おい、俺はエージェント・ゼロを求めてるんだ』と言っていたけど、俺からすればマジかよって感じだった」

 結局、アリナスはグリズリーズでプレーした11-12シーズン限りでNBAを去り、中国へ渡った。39歳となった現在は引退状態となっているが、コビーとの共闘が実現していたら、晩年はまた違ったキャリアを歩んでいたかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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