1990~2000年代のNBAには、ジョン・ストックトン、レジー・ミラー、ティム・ダンカン、コビー・ブライアントといった引退まで同一チームで過ごしたフランチャイズプレーヤーや、ケビン・ガーネットやポール・ピアース、ドゥエイン・ウェイドなど、ドラフトで指名された球団に10年以上在籍した選手が複数いた。
しかし、近年のリーグでそういった選手は稀。今季も開幕前にワシントン・ウィザーズの大黒柱ジョン・ウォールがヒューストン・ロケッツへ、1月には2018年のMVPでロケッツ不動のエースだったジェームズ・ハーデンがブルックリン・ネッツへ移っている。
ここでは、移籍が日常茶飯事となっている現代のリーグで、各球団の最古参プレーヤーを紹介する。(チーム名は略称。カッコ内は加入・契約を結んだ年月)
◆ ◆ ◆
■在籍5年目
ロケッツ:エリック・ゴードン(16年7月)
ネッツ:ジョー・ハリス(16年7月)
ゴードンはロケッツ在籍1年目から平均16.2点をあげ、シックスマン賞を受賞。その後も頼れるベンチスコアラーとしてジェームズ・ハーデンら先発陣の負担を軽減してきた。19年には4年7600万ドルの延長契約を結び、今季も平均17.8点と持ち味の得点力は健在だが、ロケッツはエースのハーデンを放出し再建にシフトしたため、近々32歳のベテランも移籍するかもしれない。
ハリスは14年のドラフト2巡目でキャブズに入団するも、2年間で56試合、平均2.5点と結果を残せず、16年1月にマジックへトレード。ただすぐに解雇され、同年のオフにネッツとサインした。再建中のチームで1年目から得意の3ポイントを高確率で決め、自身の居場所を確保すると、3年目の19年にはオールスターの3ポイントコンテストで優勝、さらに成功率でリーグトップに輝いた。FAになった昨年のオフには新たに4年7500万ドルで再契約。今季はケビン・デュラント、カイリー・アービング、ハーデンに次ぐ第4の得点源として自己最高の平均14.9点、3ポイント成功率50.4%をマークしている。
しかし、近年のリーグでそういった選手は稀。今季も開幕前にワシントン・ウィザーズの大黒柱ジョン・ウォールがヒューストン・ロケッツへ、1月には2018年のMVPでロケッツ不動のエースだったジェームズ・ハーデンがブルックリン・ネッツへ移っている。
ここでは、移籍が日常茶飯事となっている現代のリーグで、各球団の最古参プレーヤーを紹介する。(チーム名は略称。カッコ内は加入・契約を結んだ年月)
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■在籍5年目
ロケッツ:エリック・ゴードン(16年7月)
ネッツ:ジョー・ハリス(16年7月)
ゴードンはロケッツ在籍1年目から平均16.2点をあげ、シックスマン賞を受賞。その後も頼れるベンチスコアラーとしてジェームズ・ハーデンら先発陣の負担を軽減してきた。19年には4年7600万ドルの延長契約を結び、今季も平均17.8点と持ち味の得点力は健在だが、ロケッツはエースのハーデンを放出し再建にシフトしたため、近々32歳のベテランも移籍するかもしれない。
ハリスは14年のドラフト2巡目でキャブズに入団するも、2年間で56試合、平均2.5点と結果を残せず、16年1月にマジックへトレード。ただすぐに解雇され、同年のオフにネッツとサインした。再建中のチームで1年目から得意の3ポイントを高確率で決め、自身の居場所を確保すると、3年目の19年にはオールスターの3ポイントコンテストで優勝、さらに成功率でリーグトップに輝いた。FAになった昨年のオフには新たに4年7500万ドルで再契約。今季はケビン・デュラント、カイリー・アービング、ハーデンに次ぐ第4の得点源として自己最高の平均14.9点、3ポイント成功率50.4%をマークしている。