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NBA

八村塁が13得点&6リバウンド、さらにウエストブルックが大偉業!チームも記録達成に華を添え、激戦を制しイースト9位に浮上<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.09

 第3クォーター開始早々、ウィザーズに試練の時が訪れる。開始30秒でビールが足を痛め、ロッカールームへ下がってしまう。残り8分半にコートに戻ったが、エース不在の間に67-76と9点のビハインドを背負う展開に。ビールの連続得点などで一時は1点差まで詰めるも、残り3分半から10-0のランを仕掛けられ、92-101で勝負の第4クォーターに突入した。

 そんななか、第3クォーター残り1分半、ついに大記録達成の瞬間が訪れる。21得点、11リバウンド、9アシストをマークしていたウエストブルックが、ビールの得点をお膳立てし10本目のアシストを記録。キャリア通算181回目のトリプルダブルを達成し、リーグ史上最多に並ぶ大偉業を成し遂げた。

 快挙達成に華を添えたいウィザーズは、第4クォーターに一時12点差まで広げられるもじわじわと追い上げ、ビールのこの日50得点目となったレイアップで残り1分半で120-119と逆転。直後にルバートの3ポイントで再逆転されたものの、その後ダニエル・ガーフォードがフリースローを2本沈め同点に。直後のペイサーズのポゼッション、ルバートのミスショットを八村ががっちりと掴むと、ウエストブルックの目にも留まらぬファーストブレイクで勝ち越しに成功する。
 
 しかしこの勝負所でウィザーズに再びアクシデント。ビールが故障を悪化させたかタイムアウト後にコートに戻れず、さらにルバートが残り15秒で同点のレイアップをヒット。直後のウエストブルックのジャンパーはリングに嫌われ、オーバータイムに突入した。

 ベンチで悔し涙を流すビールはやはり延長戦に出場できず、オフェンスが停滞するなかでウエストブルックがチームを牽引。そして131-132と1点ビハインドで迎えた残り1.0秒、ウエストブルックのジャンパーにルバートが痛恨のファウルを犯してしまう。これを冷静に2本沈め、最後は逆転を狙ったルバートの3ポイントをウエストブルックがブロック。手に汗握る接戦を、ウィザーズが133-132で制した。
 
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