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NBA

プレーオフ初対戦のレブロンとクリス・ポール。下馬評では上位のサンズではなく、王者レイカーズが優勢?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.22

 レブロンはポールと対決するにあたって、かつてのライバルで昨季優勝をともに勝ち取ったラジョン・ロンド(現ロサンゼルス・クリッパーズ)ファイナルで何度も戦ったドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を比較対象に挙げていた。

「ロンド、ドレイモンドとシリーズで戦うことに匹敵するだろう。彼らには申し分ないバスケットボールIQが備わっていて、なおかつ恐ろしいほどの競争心がある。ロンドと対決する時は毎回、自分のAゲームをするだけじゃなく、精神面でも良い状態で臨まなければならなかった。それはドレイモンドがいるウォリアーズ戦でも同じこと。俺はこれまで、あの2人と対決してきた経験があるから、CP(ポール)とのマッチアップで間違いなく活きてくるだろう。彼は激しい闘争心の持ち主であり、バスケットボールIQがものすごく高い男なんだ」
 
 レブロンとポールは36歳ながら、依然としてリーグの超一線級でプレーしている。優勝4回のレブロンに対してポールは0回と、選手としての実績に差異こそあるものの、レブロンはそのことについてこう切り返している。

「そろそろ俺のことを分かってきただろう。それは俺という人間を表す特徴じゃない。俺は自分の栄誉やこれまでやってきたことについて、話したりしていないんだ。俺たちの友情というのは、そういったことを超えているからね」

 レブロンとポールによるプレーオフの初対決は、最初で最後になるかもしれないだけに、コート上で見せる激しい闘争心とともに見え隠れする互いのリスペクトにも注目したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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