さらにその後、彼の名前がアメリカのバスケ識者やファンに知れ渡るチャンスが訪れる。
昨年のドラフトで、シャーロット・ホーネッツから3位で指名されたラメロ・ボール。彼の父親が経営するスポーツウェアブランド『Big Baller Brand』 が冠スポンサーとなって、2018年1月にリトアニアのクラブチーム間のミニトーナメントが開催された。
トーナメント開催の目的は、同国のプロクラブ、プライナイ(当時のクラブ名はビュタウタス)と契約した息子たちのお披露目だったが、ジャルギリスのセカンドチームで出場したヨクバイティスは、ラメロ&リアンジェロのボール兄弟との対戦で、ゲームハイの31得点をマーク。試合は90-80でビュタウタスが勝ったが、ラメロは10得点、リアンジェロは19得点だったその試合で、当時から将来を期待されていたラメロとの対決を制したヨクバイティスは、アメリカのバスケファンに鮮烈な印象を残したのだった。
彼のプレーで印象的なのは、いい感じに力が抜けていて、自然体で動いていることだ。鋭いコートビジョンを持ち、フリーな選手にパスを捌くだけでなく、オフボール時に味方にオープンスペースを作ったり、自分を瞬時にフリーにする動きも上手い。
特別スピードが速いわけではないが、アジリティには優れ、フットワークも機敏。左利きで、柔らかい手首をしならせた滑らかなシュートフォームも特徴的だ。意外性のあるプレーも好むようで、ハマれば相手の意表を突けるが、チャンスを逃すことにもなるので、このあたりは経験を積む必要がありそうだが、こうしたプレーに彼のキャラクターが表れている。
ファイナルといったビッグマッチでは決まって高い数字を出せる強いメンタルの持ち主で、相手からのプレッシャーに動じないのも持ち前の性格らしい。今後NBAのような大舞台に挑戦するのであれば、頼もしい素質だ。
また、17歳当時のインタビューで、15歳でジャルギリスに入団してから成長したと感じる点を尋ねられると「2年前の自分は『とにかく自分がいいプレーをしたい』という意識でプレーしていた。でも今は、チームが勝つために自分は何ができるか、何をすべきかを考えている」と返答。そのくらいの年頃なら、将来のためにいかに自分をアピールするかを考えているものだが、早くからプロクラブで揉まれているからか、通常より早い段階でこのような成熟した考えに行きついている。
昨年のドラフトで、シャーロット・ホーネッツから3位で指名されたラメロ・ボール。彼の父親が経営するスポーツウェアブランド『Big Baller Brand』 が冠スポンサーとなって、2018年1月にリトアニアのクラブチーム間のミニトーナメントが開催された。
トーナメント開催の目的は、同国のプロクラブ、プライナイ(当時のクラブ名はビュタウタス)と契約した息子たちのお披露目だったが、ジャルギリスのセカンドチームで出場したヨクバイティスは、ラメロ&リアンジェロのボール兄弟との対戦で、ゲームハイの31得点をマーク。試合は90-80でビュタウタスが勝ったが、ラメロは10得点、リアンジェロは19得点だったその試合で、当時から将来を期待されていたラメロとの対決を制したヨクバイティスは、アメリカのバスケファンに鮮烈な印象を残したのだった。
彼のプレーで印象的なのは、いい感じに力が抜けていて、自然体で動いていることだ。鋭いコートビジョンを持ち、フリーな選手にパスを捌くだけでなく、オフボール時に味方にオープンスペースを作ったり、自分を瞬時にフリーにする動きも上手い。
特別スピードが速いわけではないが、アジリティには優れ、フットワークも機敏。左利きで、柔らかい手首をしならせた滑らかなシュートフォームも特徴的だ。意外性のあるプレーも好むようで、ハマれば相手の意表を突けるが、チャンスを逃すことにもなるので、このあたりは経験を積む必要がありそうだが、こうしたプレーに彼のキャラクターが表れている。
ファイナルといったビッグマッチでは決まって高い数字を出せる強いメンタルの持ち主で、相手からのプレッシャーに動じないのも持ち前の性格らしい。今後NBAのような大舞台に挑戦するのであれば、頼もしい素質だ。
また、17歳当時のインタビューで、15歳でジャルギリスに入団してから成長したと感じる点を尋ねられると「2年前の自分は『とにかく自分がいいプレーをしたい』という意識でプレーしていた。でも今は、チームが勝つために自分は何ができるか、何をすべきかを考えている」と返答。そのくらいの年頃なら、将来のためにいかに自分をアピールするかを考えているものだが、早くからプロクラブで揉まれているからか、通常より早い段階でこのような成熟した考えに行きついている。