「彼らのタレントレベルは、今大会でNo.１と言っていい。ケビン・デュラントのファウルトラブルで、オールＮＢＡチームに選出されたジェイソン・テイタムを起用した。チームにはタレントがたくさんいるが、コート上にリーダーがおらず、ケミストリーにおける一体感も欠けていた。

　アメリカは2019年のワールドカップ準々決勝で（フランスに）敗れた試合を含めて、それ以降の８戦で５敗していることは言っておかないといけない。フランスに負けたことに言い訳はできないし、もっと良いプレーをしなければいけなかった」
  　アメリカ撃破を果たしたフランスのフォーニエは、「彼ら（アメリカ）は個々では（僕らよりも）優れているが、チームとしては打ち負かすことができる」と、組織の完成度としては隙があったことを指摘している。

　大会直前にブラッドリー・ビール（ワシントン・ウィザーズ）が新型コロナウイルスの健康安全プロトコル入りで不参加となり、ラビーン、そしてＮＢＡファイナルに出場していたデビン・ブッカー（フェニックス・サンズ）、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデー（ともにミルウォーキー・バックス）も合流が遅れたアメリカ。本日のイラン戦を含めて、早急な立て直しが求められる。

構成●ダンクシュート編集部