ウォリアーズで３シーズン共闘したデュラントをグリーンは「俺たちが思っていたとおりの男だった。偉大な選手の１人で、コートに立った男たちの中で最もスペシャルな男の１人。彼はチームが求める仕事をして引っ張っていた。本当にすごい選手だ」とその偉大さを改めて実感。

　ホリデーについては「たぶんＮＢＡでもベストなオンボールディフェンダー。彼はどんな相手であろうとガードし、不快にさせていた。彼のような男がいると、ものすごく楽になるんだ。お陰で俺たちは自分たちが狙った場所へ相手を向かわせることができた。ディフェンスが大好きなヤツがいたことは俺にとってもスペシャルだった。あのレベルのディフェンダーと一緒にプレーできて最高だったよ」
  　さらにグリーンは「（ホリデーが）コートに立つと、彼は毎回相手チームのフェンスを曲げてくれた。最初の試合（フランス戦）で、俺たちは自分たちの強みをフルに生かすことができなかったけど、残りの試合ではすることができた。その中で彼はものすごく特別な働きをしてくれた。彼がいなかったら、俺たちは勝ち切れなかったかもしれない」と絶賛した。

　もちろん、アメリカはデュラントとホリデーの力だけで金メダルを勝ち取ったわけではない。それでもチームにとってホリデー、そしてグリーンの数字に残らない仕事ぶりは大きな価値があったと言えるだろう。

文●秋山裕之（フリーライター）

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