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NBA

ネッツを撃破したテイタム擁するセルティックスを識者が絶賛!「本物のチャンピオンシップ・コンテンダー」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.04.27

「あのチームには素晴らしいディフェンスが備わっていて、非常に有効なオフェンス力もある。本物のチャンピオンシップ・コンテンダーだ」

 ヴァン・ガンディはセルティックスをそう称えており、24歳のテイタムを手放しで絶賛していた。

「ジェイソン・テイタムは信じられないほど素晴らしい選手。彼は支配的なスコアラーからベストチームになり得るチームでベストプレーヤーへと変貌を遂げた。今の彼はアンセルフィッシュなチームのなかで着実にパスを回し、正しいプレーをこなしている。それにディフェンス面でも文句なしの働きをしているよ。彼がディフェンス面で見せている献身とスキル、読みの鋭さは見事だ」
 
 テイタムは今年のプレーオフでリーグベストとなる平均5.7本のディフレクション(ディフェンスがボールに触って、ドリブルやパスをそらせる行為)を記録しているだけでなく、デュラントに対するディフェンスでも申し分ない働きを見せていた。

『NBA tracking data』によると、テイタムは4戦合計30分23秒、139ポゼッションでデュラントと対峙し、12得点しか許さなかった。さらにデュラントはテイタムとマッチアップしたシーンでフィールドゴール成功率16.7%(3/18)で3ポイントは5本ともミス、ターンオーバーを12本も記録し、2本のブロックを浴びていた。

 テイタムがこのシリーズで選手としての評価をさらに高めたことは間違いない。さらに彼の周囲にもブラウンやスマート、ホーフォードといった頼れる選手たちが揃っている。ネッツをスウィープしたことで、セルティックスがイースタン・カンファレンスの本命になったと言っても過言ではない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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