そんなヤングについて、ネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)は「来シーズン、彼はオフボールでプレーするかもしれない。90%はポイントガードをプレーしているけど、もっと2番(シューティングガード)でプレーすることになるかもしれないね」と発言。来季はオフボールでコートを動き回る時間帯が出てくることになりそうだ。
とはいえ、23歳のヤングがホークスの主軸であることに変わりはない。今季レギュラーシーズンでは平均28.4点、9.7アシストをマークし、総得点(2155)とアシスト(737)はいずれもリーグトップと、スコアリングとプレーメーキングの両面でリーグ屈指の実力者であることを示した。
オクラホマ大時代に平均27.4点、8.7アシストでNCAA二冠を達成し、NBA入りしてからも実力に磨きをかけ続けているヤング。それと同時に、昨年のプレーオフ1回戦ではニックスのホーム、マディソン・スクエア・ガーデンで数々の挑発的なパフォーマンスを見せてきたこともあり、今ではアウェーゲームのヒール役としても認知されてきた。
もっとも、元NBA選手のJJ・レディックらがMCを務めるポッドキャスト番組『Old Man and the Three』へ先日出演した際、ヤングの口からは意外な言葉が飛び出した。
「カレッジの頃、そういったこと(敵地の罵声など)が僕を凄く邪魔してきた。18か19歳だったからね。でもプレーオフを経験してからは、これまでの経験が役立っている。今ではきっと、皆は僕が払いのけてしまうと言ってくる。それについては何も言えないね」
NBAにも、相手チームのファンや選手たちの挑発をエネルギーへと変えて大暴れする選手たちがおり、今ではヤングもその1人と言っていい。ただ、今年のプレーオフでホークスは、ヤングを封じられると戦力が大幅にダウンするという、現有戦力における最大の弱点を露呈してしまっただけに、来季に向けてこの男の得点力とプレーメーキングを最大限に生かすべく、策を練っていく必要があるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
とはいえ、23歳のヤングがホークスの主軸であることに変わりはない。今季レギュラーシーズンでは平均28.4点、9.7アシストをマークし、総得点(2155)とアシスト(737)はいずれもリーグトップと、スコアリングとプレーメーキングの両面でリーグ屈指の実力者であることを示した。
オクラホマ大時代に平均27.4点、8.7アシストでNCAA二冠を達成し、NBA入りしてからも実力に磨きをかけ続けているヤング。それと同時に、昨年のプレーオフ1回戦ではニックスのホーム、マディソン・スクエア・ガーデンで数々の挑発的なパフォーマンスを見せてきたこともあり、今ではアウェーゲームのヒール役としても認知されてきた。
もっとも、元NBA選手のJJ・レディックらがMCを務めるポッドキャスト番組『Old Man and the Three』へ先日出演した際、ヤングの口からは意外な言葉が飛び出した。
「カレッジの頃、そういったこと(敵地の罵声など)が僕を凄く邪魔してきた。18か19歳だったからね。でもプレーオフを経験してからは、これまでの経験が役立っている。今ではきっと、皆は僕が払いのけてしまうと言ってくる。それについては何も言えないね」
NBAにも、相手チームのファンや選手たちの挑発をエネルギーへと変えて大暴れする選手たちがおり、今ではヤングもその1人と言っていい。ただ、今年のプレーオフでホークスは、ヤングを封じられると戦力が大幅にダウンするという、現有戦力における最大の弱点を露呈してしまっただけに、来季に向けてこの男の得点力とプレーメーキングを最大限に生かすべく、策を練っていく必要があるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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