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NBA

「ウォリアーズファンが嫌い」ご意見番バークレーが放言連発!「どっちが勝とうがどうでもいい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.24

 バークレーは80年代中盤から90年代中盤にかけて、リーグ最高級のパワーフォワードとして一世を風靡してきたスーパースターであり、歯に衣着せぬ発言でも注目を浴びてきた。

 そう考えると彼らしいと言えばそうなのだが、今回のコメントは視聴者や関係者、もしかすると選手たちやリーグからも反感を買ってしまうかもしれない。

 リーグは今年から各カンファレンスの王者を決めるカンファレンス・ファイナルのMVPを選出することを発表しており、今年は75年から79年以来初となる5年連続で新たな王者が生まれるという状況にあり、盛り上がりを見せているからだ。

 ではバークレーはなぜそんな素っ気ない発言をしてしまったのか。その要因のひとつとして挙げられるのは古巣サンズの敗退だ。バークレーは現役時代の93年にサンズでMVPを獲得してプレーオフを勝ち上がり、ファイナルまで駆け上がるも、親友マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズに2勝4敗で敗退した。
 
 昨年、そのサンズが28年ぶりとなるファイナル進出を飾り、球団史上初のチャンピオンまであと2勝に迫っていた。しかし、今プレーオフでサンズはカンファレンス準決勝でマブズ相手に3勝4敗で敗退。

 シリーズ中に37歳を迎えたクリス・ポールが失速して批判を浴びていることに対して、バークレーは「彼は5年前、いや10年前と同じだ。いいか。クリスはあのサイズでポイントガードとしてプレーしていて、NBAでベストなリーダーでもあるんだ。これまで所属してきたチームをすべて勝たせてきた。そのことを評価できないなら、そいつらはファンとしてバスケットボールを何も分かってない」と擁護していた。

 現役時代に全盛期を過ごした古巣が敗れたことで、バークレーは仕事に対するモチベーションが下がっているのかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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