2010年にドラフト外で入団したヒューストン・ロケッツからNBAキャリアをスタートさせた183cmの司令塔は、ドリブル時の速さでリーグトップクラスと評されたスピードを武器に、所属した様々な球団でチームメイトたちの得点機会を演出。通算719試合のうち552試合がベンチ出場とキャリアの大半でバックアップPGを務め、平均7.6点、2.5リバウンド、3.9アシストの成績を残している。
キャリア12年間で6度のウェイブ(解雇)、7度のトレードを味わってきたジャーニーマンだが、短期間の在籍であれ、数多くのNBAチームから求められてきたことは1つの勲章と言っても過言ではない。
昨夏はシャーロット・ホーネッツへ移籍するも、わずか半年後の今年2月にトレードでウィザーズへ帰還していたスミス。4月に地元メディア『NBC Sports Washington』へこんな言葉を口にしていた。
「これはゲームなんだ。すべてのことに対して合理的に考えていかないといけない。フロアに足を踏み入れた時、僕は毎日神へ感謝している。このゲームでプレーできる機会を与えてくれたことに感謝しているんだ」
スミスの契約は来季限りで、年俸も約473万ドル(約6億4328万円)と安価。そのため、この先さらなるチーム強化あるいはサラリー削減のためにナゲッツから放出される可能性は否定できない。
それでも、彼にはぜひとも通算13チーム目でプレーしてもらい、NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで“最も多くのチームから必要とされた男”として名を残してもらいたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
キャリア12年間で6度のウェイブ(解雇)、7度のトレードを味わってきたジャーニーマンだが、短期間の在籍であれ、数多くのNBAチームから求められてきたことは1つの勲章と言っても過言ではない。
昨夏はシャーロット・ホーネッツへ移籍するも、わずか半年後の今年2月にトレードでウィザーズへ帰還していたスミス。4月に地元メディア『NBC Sports Washington』へこんな言葉を口にしていた。
「これはゲームなんだ。すべてのことに対して合理的に考えていかないといけない。フロアに足を踏み入れた時、僕は毎日神へ感謝している。このゲームでプレーできる機会を与えてくれたことに感謝しているんだ」
スミスの契約は来季限りで、年俸も約473万ドル(約6億4328万円)と安価。そのため、この先さらなるチーム強化あるいはサラリー削減のためにナゲッツから放出される可能性は否定できない。
それでも、彼にはぜひとも通算13チーム目でプレーしてもらい、NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで“最も多くのチームから必要とされた男”として名を残してもらいたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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