専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

NBAの歴代“ベストジャーニーマンチーム”を選定!MVP経験者から優勝請負人、稀代の問題児まで多彩な顔ぶれに<DUNKSHOOT>

出野哲也

2022.06.27

オールスターの実力がありながら多くの移籍を経験した選手たち。なかでもマローン(左)は異なる球団で2年連続MVPを受賞している。(C)Getty Images

オールスターの実力がありながら多くの移籍を経験した選手たち。なかでもマローン(左)は異なる球団で2年連続MVPを受賞している。(C)Getty Images

 間もなくFA市場が解禁するNBA。シーズン中のトレードも含め、選手の移籍が頻繁に起こるリーグでは、いつの時代も複数のチームを渡り歩く“ジャーニーマン”が存在する。

『THE DIGEST』の当シリーズでは、これまで様々なカテゴリー別にベスト5を選出してきたが、今回は各ポジションを代表する“ジャーニーマン”を紹介。「オールスター経験者&5球団以上在籍(30歳前に2回以上の移籍含)」を条件に、下記のメンバーを選定した。

【ポイントガード】
サム・キャセール

1969年11月18日生。191cm・84kg
キャリアスタッツ:993試合、平均15.7点、3.2リバウンド、6.0アシスト
キャリア年数・所属球団数: 15年・8球団

 今回、選考対象としたのは、最低5球団以上に在籍し、30歳前に2回以上移籍したオールスター経験者。PGでは7球団でプレーし、アシスト王になった1996-97シーズンも途中でトレードされたマーク・ジャクソンも捨て難いけれども、より多くの移籍を経験したキャセールの方がジャーニーマン濃度が高い。

 1993年にヒューストン・ロケッツに入団すると、控えながら強気のプレースタイルで1年目から優勝に貢献。翌年は連覇も達成した。しかし4年目の96-97シーズンはフェニックス・サンズへのトレードを皮切りに、ダラス・マーベリックス→ニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツと、1年で3回もトレードされるたらい回し具合だった。

 同一球団に最も長く居たのはミルウォーキー・バックスの4年半。そのバックスからミネソタ・ティンバーウルブズへ移った2003-04シーズンは、自己最高の平均19.8点をあげてオールスターに選ばれた。キャリア15年で都合7度のトレードを経験、交換相手はチャールズ・バークレー、ジェイソン・キッド、ステフォン・マーブリーら大物揃いだったのが実力の証である。
 
【シューティングガード】
ワールド・B・フリー

1953年12月9日生。188cm・84kg
キャリアスタッツ:886試合、平均20.3点、2.7リバウンド、3.7アシスト
キャリア年数・所属球団数: 13年・5球団

 今では語られることも少ないが、70~80年代を代表するスコアラーにして、名前の通り自由奔放なキャラクターでも知られた名物男。本名はロイド・バーナード・フリーで、「世界レベルの選手」という意味を込めたニックネームを81年にオフィシャルとした。

 単なる変人ではなく、「空中王子」と呼ばれた跳躍力で華麗なダンクを決め、ロングシュートもためらいなく打ちまくって人気を博した。フィラデルフィア・セブンティシクサーズからサンディエゴ(現ロサンゼルス)・クリッパーズへ移籍した78-79シーズンは平均28.8点、翌年は30.2点で2年連続リーグ2位。同年はオールスターにも出場した。

 86年まで8年続けて平均20点以上をマークした一方で、攻撃のことしか考えていないセルフィッシュな選手との評判もついて回り、ひとつのチームに長くとどまることがなかった。最も長く在籍したシクサーズ、クリーブランド・キャバリアーズでも3年半が限度。13年間でのべ5球団を渡り歩き、30代半ばでNBAから去った。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号