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NBA

「ベバリーのことは大嫌いだった。レイカーズが彼と対戦する時はね(笑)」。レジェンドのマジックが守備職人を歓迎「今は大好きだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.26

 レイカーズにはレブロン、デイビス、ラッセル・ウエストブルックという3人のスーパースターがいるが、オフェンス時にボールをあまり必要としないベバリーならば、問題なくフィットできるだろう。

 ロケッツではジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・76ers)、クリッパーズではポール・ジョージとカワイ・レナード、ウルブズではカール・アンソニー・タウンズやアンソニー・エドワーズらスター級とプレーしてきた34歳のベテランは、先日『Clutch Points』へこんな言葉を残していた。
 
「このリーグにいる皆がポール・ジョージやパスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)じゃない。彼らのようにボールを持っているわけじゃないんだ。だから俺たちは小さなことをこなしていかなきゃいけない。とはいえ、ただコーナーで待機しているわけにはいかない。カットしたり、常に動ける状態でいないとダメなんだ。

 自分の役割を見つけること。それぞれの選手にとって適した場所と役割を探し出すんだ。誰だってプルアップでシュートできるような世界じゃないからな。それが現実なのさ」

 相手が嫌がるような執拗なコンタクトや粘着質なディフェンスを、プライドを持ってこなすベバリーには、チームを鼓舞するヴォーカルリーダーとしての働きも期待される。マジックがツイートしたように、対戦相手としては厄介極まりないものの、味方としてこれほど頼もしい男はいないだろう。

 復権を目指すレイカーズにとって、チームメイトにも闘魂を注入できるベバリーの加入は、コート内外でプラスに働くのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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