レブロンは昨季までのキャリア19シーズンのうち、平均30点超えを3度記録しているものの、得点王は1度のみ。DPOYについても、得票数で2012-13シーズンに149ポイントを獲得したのだが、マルク・ガソル(元メンフィス・グリズリーズほか/212ポイント)の前に一歩及ばず2位に終わっていた。
とはいえ、レブロンは得点・リバウンド・アシストと3拍子揃ったオールラウンダーであり、すでに前人未踏の通算3万得点(3万7062得点/歴代2位)、1万リバウンド(1万210本)、1万アシスト(1万45本/歴代7位)をクリア。得点面だけを強調するのはフェアとは言えない。
するとローズは、両選手の優勝回数についても言及。1990年代に2度の3連覇を成し遂げたジョーダンに対し、レブロンは4度NBAを制しているものの、連覇はマイアミ・ヒート在籍時の2012、13年のみだ。
「ジョーダンは2度の3連覇を達成した。レブロンは3連覇していない。つまり、映像で観るまでもなく、ジョーダンの成し遂げてきたことがより偉大ということなのさ」
ローズは1990年代後半にジョーダン率いるブルズ、2000年代序盤にはジョーダンがプレーしたワシントン・ウィザーズと対決した経験があり、キャリア後半にはクリーブランド・キャバリアーズ時代のレブロンとも対戦してきた。特に1998年のプレーオフではカンファレンス・ファイナルで第7戦までもつれる死闘を演じてきただけに、ジョーダンの印象が強烈に残っているのかもしれない。
もっとも、この“G.O.A.T.論争”に終止符が打たれることはなく、今後も永遠のテーマとしてオフシーズンになるたび盛り上がることだろう。
そしてジョーダンとレブロンによる比較は、レブロンが引退後も続くに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】37歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!
とはいえ、レブロンは得点・リバウンド・アシストと3拍子揃ったオールラウンダーであり、すでに前人未踏の通算3万得点(3万7062得点/歴代2位)、1万リバウンド(1万210本)、1万アシスト(1万45本/歴代7位)をクリア。得点面だけを強調するのはフェアとは言えない。
するとローズは、両選手の優勝回数についても言及。1990年代に2度の3連覇を成し遂げたジョーダンに対し、レブロンは4度NBAを制しているものの、連覇はマイアミ・ヒート在籍時の2012、13年のみだ。
「ジョーダンは2度の3連覇を達成した。レブロンは3連覇していない。つまり、映像で観るまでもなく、ジョーダンの成し遂げてきたことがより偉大ということなのさ」
ローズは1990年代後半にジョーダン率いるブルズ、2000年代序盤にはジョーダンがプレーしたワシントン・ウィザーズと対決した経験があり、キャリア後半にはクリーブランド・キャバリアーズ時代のレブロンとも対戦してきた。特に1998年のプレーオフではカンファレンス・ファイナルで第7戦までもつれる死闘を演じてきただけに、ジョーダンの印象が強烈に残っているのかもしれない。
もっとも、この“G.O.A.T.論争”に終止符が打たれることはなく、今後も永遠のテーマとしてオフシーズンになるたび盛り上がることだろう。
そしてジョーダンとレブロンによる比較は、レブロンが引退後も続くに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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