パーカーは2020年(式典は2021年)に殿堂入りしたティム・ダンカン、今年殿堂入りしたジノビリとともにスパーズでビッグ3を形成し、4度の優勝を勝ち取ったフランス出身のポイントガード。自慢のクイックネスとボールハンドリングを生かしたドライブ、ティアドロップと評された技ありのフローターで観衆を沸かし、2007年にはファイナルMVPにも輝いた。
2024年には、NBA史上最長となる22シーズン、そして1990、2000、2010、2020年と4つの年代をプレーしたカーターが初ノミネート。新人王や8度のオールスター、2度のオールNBAチーム選出を誇る一方、優勝経験がないという点において、ここまで挙げてきた3選手たちとは功績面で見劣りするかもしれない。
だが、スーパースターから所属チームの得点源、先発の一角、シックスマン、ローテーションプレーヤー、メンターと、役割が変わるなかでも上手く対応し43歳までプレーした点は評価されてしかるべき。加えて2000年のスラムダンク・コンテストや同年夏のシドニー・オリンピックで見せた“人間超えダンク”など、今でも鮮明に蘇るほどの強烈なインパクトを残してきただけに、殿堂入りは確実と言えるだろう。
先日、レイカーズの永久欠番になることが発表されたガソルは、2018-19シーズンを最後にNBAではプレーしていない。だが足のケガから復帰し、2020-21シーズンにスペインのFCバルセロナでプレーしていたため、殿堂入りの資格を手にするまでもうしばらく待つことになる。
とはいえ、レイカーズ時代に2度の優勝を飾った万能型ビッグマンは、スペイン代表の主砲として2006年世界選手権の金メダルを筆頭に、FIBAユーロバスケット(欧州選手権)で3度優勝、オリンピックでも2個の銀メダルを手にしており、こちらも文句なしで殿堂入りを飾るに違いない。
このほかにも、今年6度目のノミネートで念願の殿堂入りを果たしたハーダウェイのように、来年以降も落選してきた元NBA選手たちが殿堂入りする可能性も十分ある。
ロサンゼルス・レイカーズで“ショータイム時代”の名脇役として不可欠な存在だったマイケル・クーパー、2000年代中盤にフェニックス・サンズでスモールボールの先駆け的存在の象徴となったショーン・マリオン、リバウンドやディフェンスなど裏方的な役割を着実にこなし、シカゴ・ブルズとレイカーズで計4度の優勝を手にしたホーレス・グラントといった元選手たちも、近い将来選ばれるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
2024年には、NBA史上最長となる22シーズン、そして1990、2000、2010、2020年と4つの年代をプレーしたカーターが初ノミネート。新人王や8度のオールスター、2度のオールNBAチーム選出を誇る一方、優勝経験がないという点において、ここまで挙げてきた3選手たちとは功績面で見劣りするかもしれない。
だが、スーパースターから所属チームの得点源、先発の一角、シックスマン、ローテーションプレーヤー、メンターと、役割が変わるなかでも上手く対応し43歳までプレーした点は評価されてしかるべき。加えて2000年のスラムダンク・コンテストや同年夏のシドニー・オリンピックで見せた“人間超えダンク”など、今でも鮮明に蘇るほどの強烈なインパクトを残してきただけに、殿堂入りは確実と言えるだろう。
先日、レイカーズの永久欠番になることが発表されたガソルは、2018-19シーズンを最後にNBAではプレーしていない。だが足のケガから復帰し、2020-21シーズンにスペインのFCバルセロナでプレーしていたため、殿堂入りの資格を手にするまでもうしばらく待つことになる。
とはいえ、レイカーズ時代に2度の優勝を飾った万能型ビッグマンは、スペイン代表の主砲として2006年世界選手権の金メダルを筆頭に、FIBAユーロバスケット(欧州選手権)で3度優勝、オリンピックでも2個の銀メダルを手にしており、こちらも文句なしで殿堂入りを飾るに違いない。
このほかにも、今年6度目のノミネートで念願の殿堂入りを果たしたハーダウェイのように、来年以降も落選してきた元NBA選手たちが殿堂入りする可能性も十分ある。
ロサンゼルス・レイカーズで“ショータイム時代”の名脇役として不可欠な存在だったマイケル・クーパー、2000年代中盤にフェニックス・サンズでスモールボールの先駆け的存在の象徴となったショーン・マリオン、リバウンドやディフェンスなど裏方的な役割を着実にこなし、シカゴ・ブルズとレイカーズで計4度の優勝を手にしたホーレス・グラントといった元選手たちも、近い将来選ばれるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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