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NBA

【ユーロバスケット2022】スペインがフランスを破り2大会ぶりの王者に!指揮官曰く「フェラーリではなかった」チームが頂点に立てた理由とは<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2022.09.19

「サイズのない自分たちは、ハーフコートで勝負するには限界がある。よってトランジションでできる限り多くのチャンスを作ることが作戦だった」

 試合後にそう明かした指揮官は、4回目のユーロバスケット優勝を実現させたことに「この勝利は格別だ」と感無量の様子。さらにこう続けた。

「大会前はパワーランキング8位だった自分たちが、一歩一歩上ってここまできた。その過程で、NBAやユーロリーグといった、ハイレベルなリーグで活躍するトップクラスのスター選手を抱えたチームを破ってきたんだ。(中略)でも今日はとにかく、バスケットボールのコーチとして、純粋に喜びに浸りたい。それほど今日の我々は、素晴らしいバスケをプレーしたからだ」

 彼の言葉どおり、この試合ではハイペースでボールを目まぐるしくシェアする、スペインのお家芸バスケットボールが見事に実践されていた。
 
 大会を通じてチームハイの平均17.2点、 6.9リバウンドをマークし大会MVP、そしてオールスター5にも選出されたヴィリー・エルナンゴメスは「言葉にするのが難しい。チームメイトやコーチングスタッフ、協会の人たちを誇りに思う。アメージングな大会だった。このグループで準備を始めた第一日目から、チームには信頼感が育まれていた」と優勝後の会見でコメント。

 ヘルナンゴメス兄弟の兄であるヴィリーは、母親の性である“Geuer”を、弟のフアンチョは“HERNANGOMEZ”をユニフォームに入れている。母のマルガリータ・ゲールさんはスペイン生まれで、スペイン女子代表でも活躍した元バスケットボール選手だが、ドイツ系の出身。「母のルーツがあるドイツは第二の故郷」だと話していたその地で金メダルを掲げたのは、また格別な思いだったことだろう。

 ゲームハイの27得点をマークした弟フアンチョについて、ヴィリーが「大会を通じての成長ぶりは本当にうれしく思う……」と語っていた最中に、チームメイトたちが会見場に乱入。シャンペンならぬ“水シャワー”をコーチとヴィリーに浴びせるハプニングも微笑ましかった。
 
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