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NBA

「まるでシャックやヤニスだ」王様レブロンが自身の“後継者”ザイオンを絶賛「見事な才能だよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.11.06

 一方のザイオンも、同時点で平均22.8点に7.4リバウンド、4.2アシスト、1.4スティールを記録。フィールドゴール成功率50.5%は自己ワーストながら、制限区域内では64.9%の高確率で決め切っている。

 ザイオンは10月23日のユタ・ジャズ戦、ショットを放った後に落下したことで右の股関節後方と腰を打撲し、2試合を欠場。ただそれ以外の5試合には出場しており、このままフルシーズンを戦い抜くことができるか注目が集まっている。

 もっともザイオンはすでに、レブロンの目に強烈な印象を与えているようだ。

「彼は今、素晴らしいシェイプにある。見事な才能だ。彼のサイズやスピード、アスレティシズムは、俺たちがこれまで見たことがないものだよ。まるでヤニス(アデトクンボ/ミルウォーキー・バックス)や(チャールズ)バークレー(元フェニックス・サンズほか)、あるいはシャック(シャキール・オニール/元レイカーズほか)みたいだ。これまで見たことがないようなタレントたちが、このリーグにやってくるものなのさ」
 
 オフシーズンに懸命にワークアウトへ取り組んだことで、ザイオンはNBA入り後ベストなコンディションを維持している。このままケガで長期離脱することなく、レギュラーシーズンを戦い抜くことができれば、オールスター返り咲きやオールNBAチームへ初選出される可能性も十分にある。

 現在のペリカンズは戦力も充実しており、ウエスタン・カンファレンス上位の戦績を残すことも考えられるだけに、今季がザイオンのプレーオフデビュー、そして超人的なパフォーマンスを披露するかもしれない。

 この試合後にレブロンが語った言葉は、ザイオンにとっても大きなモチベーションとなったのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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