専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

試練が続く八村塁とウィザーズ。ウエストの強豪相手に露呈した課題とは?

秋山裕之

2019.11.27

守備では後手に回る場面が多く、今後の課題を露呈した。(C)REUTERS/AFLO

守備では後手に回る場面が多く、今後の課題を露呈した。(C)REUTERS/AFLO

 それでも、後半開始直後にはヨキッチのパスに手を出し、ルーズボールを奪い取る好ディフェンスを披露する。さらに第3クォーター残り9分には右コーナー付近からこの日初の3ポイントを成功。2戦連続となる長距離砲を決めてリズムに乗るかと思われたが、その後はネットを揺らすことができず。

 残り7分10秒には自身の3ポイントミスから速攻を許し、ファウルからミルサップに3ポイントプレーを決められてしまう。その後もゴール下でウィル・バートンとの1対1に持ち込むも、左手でのフックシュートは惜しくも決まらず。直後にバートンへ4つ目のファウルを犯してしまい、ベンチへと下げられた。
 
 その後、八村はコートに戻ることなく、ウィザーズも一時20点差をつけられるなどナゲッツに完敗。ビールも今季最少の14得点に封じられたほか、3ポイントはチーム全体で10/40と不発に。エースが不調の時の打開策を見いだせず、104-117で今季10敗目を喫した。

 八村は22分1秒のプレータイムで7得点(フィールドゴール3/10、3ポイント1/3)、4リバウンド、2アシスト、1スティール。4つのファウルに加え、出場時の得失点差は両チームワーストの-16という結果となった。

 ウィザーズは翌日の試合に備え、試合後すぐにアリゾナ州フェニックスへ移動。明日はウエスタン・カンファレンス8位のフェニックス・サンズと対戦する。個人としてもチームとしても多くの課題を露呈したなかで、浮上のきっかけを掴めるのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】美女揃い!妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集!
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号