「彼はモンスタープレーヤーだ。いくつもいいプレーを決めていたし、アグレッシブだった。でもあの男にファウルし続けるわけにはいかなかった。我々は彼に22本ものフリースローを与えていたんだ」
試合後、ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)がそう振り返った通り、ドンチッチはフィールドゴール成功率67.7%(21/31)、フリースロー成功率72.7%(16/22)の60得点に加えて、自己最多の21リバウンド、10アシストで今季リーグトップタイとなる7度目のトリプルダブルを達成。
NBAの歴史上、60得点&20リバウンド超えでのトリプルダブルは初。50得点&20リバウンド以上ではエルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズ)が1961年に52得点、25リバウンド、10アシスト、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)が63年に51得点、29リバウンド、11アシスト、68年にも53得点、32リバウンド、14アシストで達成しているだけで、ドンチッチはまるでおとぎ話のようなモンスタースタッツで歴史に名を刻んだ。
これまでもドンチッチを「ベストプレーヤー」とたびたび評してきたマブズのジェイソン・キッドHCも、この日のパフォーマンスには脱帽するばかり。
「誰もやったことがないことをするのは、本当に難しいことなんだ。彼の前に、ベイラーとウィルトという偉大な選手たちがいた。そして彼はその中に割って入り、自身の階級を確立したんだ」
強烈なスタッツを叩き出した当人はというと、「2スティール、1ブロック、あとジャンプボールもね」とジョーク交じりに自身の成績をアピール。またキャリア最長の47分9秒もコートに立ち続けた23歳のスーパースターは、試合後の会場インタビューで笑みを見せながら「めちゃくちゃ疲れたよ。僕には回復するためのビールが必要だね」と話し、歴史的な夜を締めくくった。
文●秋山裕之(フリーライター)
試合後、ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)がそう振り返った通り、ドンチッチはフィールドゴール成功率67.7%(21/31)、フリースロー成功率72.7%(16/22)の60得点に加えて、自己最多の21リバウンド、10アシストで今季リーグトップタイとなる7度目のトリプルダブルを達成。
NBAの歴史上、60得点&20リバウンド超えでのトリプルダブルは初。50得点&20リバウンド以上ではエルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズ)が1961年に52得点、25リバウンド、10アシスト、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)が63年に51得点、29リバウンド、11アシスト、68年にも53得点、32リバウンド、14アシストで達成しているだけで、ドンチッチはまるでおとぎ話のようなモンスタースタッツで歴史に名を刻んだ。
これまでもドンチッチを「ベストプレーヤー」とたびたび評してきたマブズのジェイソン・キッドHCも、この日のパフォーマンスには脱帽するばかり。
「誰もやったことがないことをするのは、本当に難しいことなんだ。彼の前に、ベイラーとウィルトという偉大な選手たちがいた。そして彼はその中に割って入り、自身の階級を確立したんだ」
強烈なスタッツを叩き出した当人はというと、「2スティール、1ブロック、あとジャンプボールもね」とジョーク交じりに自身の成績をアピール。またキャリア最長の47分9秒もコートに立ち続けた23歳のスーパースターは、試合後の会場インタビューで笑みを見せながら「めちゃくちゃ疲れたよ。僕には回復するためのビールが必要だね」と話し、歴史的な夜を締めくくった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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