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NBA

ブレイザーズ戦で大暴れしたドンチッチを敵将ビラップスが称賛「非常に高いバスケIQとスキルセットが備わっている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.19

今季もドンチッチはMVP級の活躍を披露。そんな俊英をビラップスHCは称賛した。(C)Getty Images

今季もドンチッチはMVP級の活躍を披露。そんな俊英をビラップスHCは称賛した。(C)Getty Images

 現地時間12月16日(日本時間17日、日付は以下同)、ポートランド・トレイルブレイザーズが敵地アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックス戦に臨むも、第3クォーター終了時点で85-110と大差がついてしまい、110-130で大敗を喫した。

 両チームは翌17日にもそれぞれ別の対戦相手と試合があったこともあり、第4クォーターはブレイザーズがスターター全員、マブズもルカ・ドンチッチを筆頭に先発3選手を温存し、2連戦の2戦目に備えた。

 それでも、マブズはドンチッチがゲームハイの33得点に6リバウンド、9アシスト、クリスチャン・ウッドが32得点、12リバウンド、2ブロック、ティム・ハーダウェイJr.が17得点、スペンサー・ディンウィディーが13得点、4アシストをマーク。

 なかでも、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)はこの試合の第2クォーターに15得点と活躍したビッグマン、ウッドの働きを称えていた。

「彼はすごくいい仕事をしていた。第2クォーターで彼を通してプレーできていたことが我々にとって大きかった。その時間帯で、彼は両エンドでこのチームを引き上げてくれたよ」
 
 とはいえ、マブズがブレイザーズを下した最大の要因はドンチッチの活躍だろう。この日は今季最小となる28分50秒というプレータイムだったものの、フィールドゴール成功率61.1%(11/18)、3ポイント成功率55.6%(5/9)、フリースロー成功率85.7%(6/7)と高確率でショットを決め切ってみせた。

 そんなドンチッチについて、ブレイザーズのチャンシー・ビラップスHCはマブズ戦前の会見でこう絶賛していた。

「ダブルチームしても、彼はものすごく大きいし、すぐに(パスする先を)見つけてしまう。ダブルチームするポジションがずれてしまえば、彼はファウルをもらう。ビッグマンを送り込んでも、バスケットへ向かって難なく通り抜けてしまう。小さな選手であれば、(そのサイズで)引っ込めてしまうんだ」

 201cm・104kgのサイズでパワーも兼備するドンチッチは、ミスマッチを作り出していとも簡単にショットまで持ち込むことが可能なスキルを持つ。右側へ進めばレイアップやフローター、あるいは味方の得点を演出し、左側から攻める際にはステップバックジャンパー、またはプレーメークからアシストを繰り出してしまう。
 
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