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NBA

35歳以上でも活躍を続けたレブロン、マローン、ジャバーらNBA版“中年の星”…歴代オーバー35チームを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2022.12.30

【スモールフォワード】
レブロン・ジェームズ

1984年12月30日生。206cm・113kg
キャリアスタッツ:1393試合、平均27.1点、7.5リバウンド、7.3アシスト
35歳の時のシーズンスタッツ:67試合、平均25.3点、7.8リバウンド、10.2アシスト

 GOAT(史上最高の選手)論争において、レブロンがマイケル・ジョーダンよりも明らかに上回っている点は、30代後半でのキャリアだろう。

 ジョーダンは35~37歳の3年間はユニフォームを脱いでいて、01-02シーズンに38歳で復帰したが、2年間で平均21.2点。一方レブロンは、37歳だった昨季も平均30.3点をマークし、規定試合数をクリアすれば得点王になる可能性も十分あったほど。今季も27.8点(現地12月29日現在)で、故障欠場が多くなったことを除けば、スローダウンする気配は一切ない。不滅と思われたカリーム・アブドゥル・ジャバーの通算得点記録を更新する日も、間近に迫っている。

 2年前には「(10年後の)46歳までプレーできるとは思わない。妻もそれを望まないだろう」と笑っていたが、スター格ではなくサポーティングキャストに回るとしたら、必ずしも夢物語ではなさそうだ。なお近年はPG、PFでの起用が多くなっているが、ここではNBA生活の大半を過ごしたSFとして選出した。
 
【パワーフォワード】
カール・マローン

1963年7月24日生。206cm・113kg
キャリアスタッツ:1476試合、平均25.0点、10.1リバウンド、3.6アシスト
35歳の時のシーズンスタッツ:49試合、平均23.8点、9.4リバウンド、4.1アシスト

 レブロン以前に「35歳以上で最高のキャリア」を送った選手はマローンだ。

 遠征先でも時間を見つけてはウェイトトレーニングに取り組んだくらい、徹底的に肉体を鍛え上げたおかげもあって、相棒ストックトンに負けず劣らずの鉄人ぶり。1998-99シーズンには史上最年長の35歳でMVPを受賞、翌年以降も4年連続で平均20点以上を稼ぎ、この間欠場はたった4試合だった。

 39歳で迎えた2002-03シーズンは平均20.6点。ほかに39歳以上で20点以上を記録したのは、同じ年に20.0点だったマイケル・ジョーダンしかいない。ジャバーの得点記録を抜く可能性もあると思われていたが、ロサンゼルス・レイカーズへ移った03-04シーズンに故障もあって大きく成績を落とし、40歳で引退した。スコアラー兼リバウンダーとしてのイメージが強いけれども、39歳以降で記録した通算542アシストはストックトン(1303本)に次ぐ数字である。

 PFではほか、ダラス・マーベリックス一筋21年のキャリアを送ったダーク・ノビツキーも30代後半まで活躍したが、平均20点以上の年は35歳が最後だった。
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