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NBA

ハーデン、ヤング、エドワーズ、フォックス。米メディアが惜しくも球宴入りを逃した“オールスター次点リスト”を公開<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.02.12

 同じく初出場のフォックスは、2017年のドラフトで5位指名を受けてデビューしてからこの球団を支えてきた現キングスの最古参メンバー。キングスは現在31勝23敗でウエスタン・カンファレンス3位と今季最大のサプライズチームとなっている。そんなチームで24.2点を叩き出すポイントゲッターは、ビッグマンのドマンタス・サボニスとともに選出となった。

 一方ラプターズ時代に渡邊雄太のチームメイトだったシアカムは、2020年にオールスターを経験している。18-19シーズンには1年で最も成長したMIP賞にも選ばれた努力家で、その年のラプターズの優勝にも貢献した。

 今季もチームハイの25点、8リバウンドに加えて6.2アシストと、文字通りの大黒柱となり、2月21日のニックス戦ではキャリアハイの52得点と、彼自身は7年目にしてキャリアベストと呼べるシーズンを送っている。

 以下、僅差で落選した選手たちも紹介しておこう。

トレイ・ヤング(ホークス)

 今季キャリア5年目を迎えるホークスのエースは、2020、22年とすでに球宴を体験。今季もここまでチーム最多の平均26.8点、10.0アシストとダブルダブルの成績をあげているが、惜しくも落選。

 アシストランキングで首位を競うタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)がリザーブで初選出されている。スピアーズ記者は、昨年12月、肩を痛めていた時の試合出場についてネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)と口論になったために、コーチたちからの票が鈍ったのでは? と推測している。
 
ジェイレン・ブランソン(ニックス)

 今季ニックスに加入したキャリア5年目のブランソンは、得点、アシストともに大きく数字を伸ばし、2年ぶりのプレーオフ進出を睨むチームの好調を支えている。

 第13週には4試合で平均34.8点、5.8リバウンド、5.0アシストの活躍でチームの3勝に貢献。キャリア初の週間最優秀選手にも選出され、初のオールスター入りが見えてきた感もあったが、ニックスからはビッグマンのジュリアス・ランドル(2年ぶり2回目)がリザーブ入りした。いくら好調といえど、現在7位のニックスから2人は……というところも考慮されての残念な落選か。

ジミー・バトラー(ヒート)

 これまで6回のオールスター出場を誇るキャリア12年目のベテランスウィングマンは、今季もチームトップの平均21.9点をマークしているが、現在イーストで6位につけるヒートからリザーブに選出されたのは、ビッグマンのバム・アデバヨ(3年ぶり2回目)だった。ただ、スピアーズ記者は「バトラーはすでにオールスター出場にこだわりはないようだ」と書き添えている。
 
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