彼の父、ロラン・ティリはフランス代表でも活躍した国を代表するバレーボール選手。2021年の東京五輪では、指揮官として母国を金メダルに導いた。現在は日本で、パナソニックパンサーズのヘッドコーチを務めている。
その父も、2007年に同じ病気を発症し、睾丸の一部を切除している。
キムは医師から「遺伝性のものではない」と伝えられたとのことだが、自分の時には手術前に腫瘍の活動を抑えるため、3~4週間の放射線照射を受けたという父ロランは「キムが苛まれているのは、まさに私が経験したのと同じことだ。彼の場合、まだ放射線や化学療法についての話は出ていないようだが、妻も私も、その必要ないことを願っている」と日本からメッセージを寄せている。
キムにとっては、同じ病を患った父が元気に現場復帰している姿は、大きな励みになっていることだろう。ポーランドのプロクラブで活動するバレーボール選手の弟ケビンと、メンフィスにいるキリアンからも、キムの元には絶えず激励の声が届いているという。
「世界中に散らばっていても、僕たちはひとつだ。ケビンやキリアンの存在は絶大で、それが僕に大きな力を与えてくれている。僕がまだプレーし続けたいと思えるのは、彼らのおかげでもあるんだ」
34歳のキムは、フランスのスポーツ紙『レキップ』にそうコメントしている。
医師は、キムが重要なFIBAユーロカップの準決勝戦に出場できるよう、手術の日程を調整してくれたのだそうだ。29日にエストニアで第1戦をプレーした後は、週末にリーグ戦、そして来週水曜のリターンマッチと、手術日までに3試合が予定されている。
「医者は『まったく気にせずプレーしていい』と言ってくれた。だから全力でプレーするよ!」
そう語ったキムは、29日の試合で約16分間コートに立った。シュートは不発だったが、身体を張ったディフェンスで4リバウンドをマーク。残念ながら試合は80-73で敗れており、翌週の第2戦はホームアリーナで挽回したいところだ。
その父も、2007年に同じ病気を発症し、睾丸の一部を切除している。
キムは医師から「遺伝性のものではない」と伝えられたとのことだが、自分の時には手術前に腫瘍の活動を抑えるため、3~4週間の放射線照射を受けたという父ロランは「キムが苛まれているのは、まさに私が経験したのと同じことだ。彼の場合、まだ放射線や化学療法についての話は出ていないようだが、妻も私も、その必要ないことを願っている」と日本からメッセージを寄せている。
キムにとっては、同じ病を患った父が元気に現場復帰している姿は、大きな励みになっていることだろう。ポーランドのプロクラブで活動するバレーボール選手の弟ケビンと、メンフィスにいるキリアンからも、キムの元には絶えず激励の声が届いているという。
「世界中に散らばっていても、僕たちはひとつだ。ケビンやキリアンの存在は絶大で、それが僕に大きな力を与えてくれている。僕がまだプレーし続けたいと思えるのは、彼らのおかげでもあるんだ」
34歳のキムは、フランスのスポーツ紙『レキップ』にそうコメントしている。
医師は、キムが重要なFIBAユーロカップの準決勝戦に出場できるよう、手術の日程を調整してくれたのだそうだ。29日にエストニアで第1戦をプレーした後は、週末にリーグ戦、そして来週水曜のリターンマッチと、手術日までに3試合が予定されている。
「医者は『まったく気にせずプレーしていい』と言ってくれた。だから全力でプレーするよ!」
そう語ったキムは、29日の試合で約16分間コートに立った。シュートは不発だったが、身体を張ったディフェンスで4リバウンドをマーク。残念ながら試合は80-73で敗れており、翌週の第2戦はホームアリーナで挽回したいところだ。
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