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NBA

八村塁が3本のダンクを叩き込み14得点!ただし連戦の疲労が隠せず強敵ヒートに逆転負けを喫する

秋山裕之

2019.12.07

八村ともマッチアップしたバトラー(写真)は、トリプルダブルとマークし勝利の立役者に。(C)Getty Images

八村ともマッチアップしたバトラー(写真)は、トリプルダブルとマークし勝利の立役者に。(C)Getty Images

 八村は19分5秒の出場で10得点、2リバウンド、1アシストをマーク。フィールドゴール(FG)成功率50.0%(4/8)、フリースローは2本とも成功とまずまずの成績を残した。

 迎えた第3クォーター、ウィザーズ最初のシュートを八村がステップバックから放つもミス。しかし続くオフェンスでは、カットムーブからモリッツ・ヴァグナーのアシストを受けレイアップを決める。その後放ったミドルジャンパー、3ポイントはリングに嫌われたものの、残り7分17秒にはベルターンスのミスショットを拾い、この日3本目のダンクを叩き込んだ。

 しかし、ヒートはバトラーとアデバヨの2メンゲームなどから着実に得点を奪い、徐々に試合の主導権を握っていく。ウィザーズは第3クォーター終了時点で85-86と1点のビハインドで食らいつくも、シクサーズとの激戦後ということもあり、段々と疲れが見え始めていた。
 
 八村は第3クォーター残り約4分でベンチに下がり、第4クォーターは頭から出場。ウィザーズはビールを休ませ、八村以外はセカンドユニットというメンバーで臨んだが、徐々にスローダウンしていく。

 エースのビールがコートにいないため、ヒートは八村封じを徹底。ボールを持った瞬間からタイトにチェックし、ドリブルからプルアップジャンパーという得意のプレーをさせないディフェンスで対応する。

 シュートがなかなか決まらない八村だが、ディフェンスやリバウンド争いで奮闘。しかし、インサイドでは相手にイニシアティブを取られてしまう。

 一方のヒートは、バトラーが勝負所で何度も得点を奪うなど終盤に本領を発揮。最終スコアは112-103でウィザーズに勝利を収めた。

 主砲バトラーがトリプルダブル(28得点、11リバウンド、11アシスト)と殊勲の働きを見せ、アデバヨが24得点、14リバウンド、4アシスト、2ブロックとインサイドを制圧。ドラフト外ルーキーのケンドリック・ナンが14得点、4アシスト、ヒロもベンチスタートから22得点、7リバウンドをあげ白星に貢献した。
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