自身11度目のポストシーズンで、バトラーはここまで平均31.5点、6.5リバウンド、5.5アシスト、2.09スティールと攻守両面でヒートを牽引。勝負所では相手チームの誰もがこの男で攻めてくると分かっていながら、まるで勝利への執念が乗り移ったかのようにショットがことごとくリングをくぐり抜けている。
ヒート在籍20年目で、これまでドゥエイン・ウェイドやシャキール・オニール、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)らとプレーしてきたユドニス・ハズレムはこう語る。
「当然、プレーオフに入ると競争レベルが高くなる。でもジミーは、私がこれまでに会った選手の中でも最高に負けず嫌いな男の1人だ」
ヒートを勝利に導くべく、あふれんばかりの情熱をコート内外で発し、バトラーはスコアリングやプレーメーキング、ディフェンスなどありとあらゆることをこなす。
2019年にトロント・ラプターズで優勝した経験を持つベテランのカイル・ラウリーも、この男の凄さに舌を巻いている。
「この快進撃の一員になれて最高な気分だね。彼が世界でベストな選手の1人であることには理由がある。なんとしてでも(勝利を)手に入れたい男というのは、自身のゲームを一生懸命に磨き上げていく。彼の成功を楽しむうえで、それが重要なことなんだ。そして彼は俺たちへ成功するための自信を明確に与えてくれるのさ。それらの点が彼を特別な存在にしているんだ」
2016年にレブロンやカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)らとクリーブランド・キャバリアーズでチャンピオンシップを獲得したケビン・ラブも、バトラーを絶賛する1人だ。
「彼はチャンピオンシップレベルの選手。ベストなパフォーマンスを求められた時にベストな状態になり、自身のゲームを引き上げることができるタイプなんだ。彼には偉大な選手たちに備わっていたもの、さらなるレベルへ引き上げる能力がある」
バトラーが在籍したこの4年間で、ヒートは3度目のカンファレンス決勝進出を飾った。4年間のスパンでは、レブロンとウェイド、クリス・ボッシュを擁して4年連続のNBAファイナル進出と2連覇(2012、13年)を果たした11~14年以来の快挙となっている。
もちろん、ライリー球団社長によるチーム構築や試合中のアジャストに長けたスポールストラHC、バム・アデバヨをはじめとするチームメイトたちがいてこそではあるが、その主役を担っているのは間違いなくバトラーだ。
19日のシリーズ第2戦、それ以降もセルティックスはバトラーに対して最大限の警戒をしてくることが予想されるなか、この男とヒートがどんなパフォーマンスを見せるのか、ぜひとも注目していただきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
ヒート在籍20年目で、これまでドゥエイン・ウェイドやシャキール・オニール、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)らとプレーしてきたユドニス・ハズレムはこう語る。
「当然、プレーオフに入ると競争レベルが高くなる。でもジミーは、私がこれまでに会った選手の中でも最高に負けず嫌いな男の1人だ」
ヒートを勝利に導くべく、あふれんばかりの情熱をコート内外で発し、バトラーはスコアリングやプレーメーキング、ディフェンスなどありとあらゆることをこなす。
2019年にトロント・ラプターズで優勝した経験を持つベテランのカイル・ラウリーも、この男の凄さに舌を巻いている。
「この快進撃の一員になれて最高な気分だね。彼が世界でベストな選手の1人であることには理由がある。なんとしてでも(勝利を)手に入れたい男というのは、自身のゲームを一生懸命に磨き上げていく。彼の成功を楽しむうえで、それが重要なことなんだ。そして彼は俺たちへ成功するための自信を明確に与えてくれるのさ。それらの点が彼を特別な存在にしているんだ」
2016年にレブロンやカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)らとクリーブランド・キャバリアーズでチャンピオンシップを獲得したケビン・ラブも、バトラーを絶賛する1人だ。
「彼はチャンピオンシップレベルの選手。ベストなパフォーマンスを求められた時にベストな状態になり、自身のゲームを引き上げることができるタイプなんだ。彼には偉大な選手たちに備わっていたもの、さらなるレベルへ引き上げる能力がある」
バトラーが在籍したこの4年間で、ヒートは3度目のカンファレンス決勝進出を飾った。4年間のスパンでは、レブロンとウェイド、クリス・ボッシュを擁して4年連続のNBAファイナル進出と2連覇(2012、13年)を果たした11~14年以来の快挙となっている。
もちろん、ライリー球団社長によるチーム構築や試合中のアジャストに長けたスポールストラHC、バム・アデバヨをはじめとするチームメイトたちがいてこそではあるが、その主役を担っているのは間違いなくバトラーだ。
19日のシリーズ第2戦、それ以降もセルティックスはバトラーに対して最大限の警戒をしてくることが予想されるなか、この男とヒートがどんなパフォーマンスを見せるのか、ぜひとも注目していただきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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