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NBA

「これで終わりだ…」一時は引退も覚悟したカーメロがブレイザーズで復活できた理由

ダンクシュート編集部

2019.12.09

スピードやパワーは低下しているが、チーム加入後は10戦中8試合で2桁得点と持ち味の攻撃力はいまだ健在。リラード、マッカラムに次ぐ3番手として伸び伸びプレーしている。(C)Getty Images

スピードやパワーは低下しているが、チーム加入後は10戦中8試合で2桁得点と持ち味の攻撃力はいまだ健在。リラード、マッカラムに次ぐ3番手として伸び伸びプレーしている。(C)Getty Images

 NBA第6週の3試合では平均22.3点、7.7リバウンド、2.7アシスト、フィールドゴール成功率57.4%、3ポイント成功率45.5%をマーク。ブレイザーズ3連勝の立役者となり、ウエスタン・カンファレンスの週間MVPに選出され、12月6日には今季残りの契約が保証されたことが発表された。

 ブレイザーズと契約していなければ、カーメロは現役を退いてビジネスに注力しようと考えていたようだ。そのなかで、再びNBAに舞い戻ってきた背景には、妻ララ・アンソニーの後押しがあったという。

「俺は何度も彼女に言った。『これで終わりだ。受け入れて次に進む。人生でバスケットボール以外のことに集中する時が来た』とね。でも彼女はそれを受け入れなかった。彼女に感謝しているよ」

 キャリア2年目のガード、ゲイリー・トレントJr.は、ナゲッツ時代のカーメロがコビー・ブライアント(レイカーズ)とプレーオフのカンファレンス決勝で激闘を繰り広げた2009年、まだ10歳の少年だった。そのスーパースターと同じチームでプレーすることになるとは、当時思ってもいなかっただろう。「彼はまだダンクしている」と20歳の若武者も驚きを隠さない。
 
 35歳となり、スピードやパワーでは当然衰えがある。それでも、NBAで確固たる地位を築いたジャンパーの精度は錆びついていない。そして、ブレイザーズにはデイミアン・リラードとCJ・マッカラムというリーグ屈指のガードコンビがおり、カーメロは若き日のようにがむしゃらに相手に立ち向かう必要がないのも、伸び伸びとプレーできる要因だ。

 ブレイザーズがカーメロをカーメロらしくさせている――。そんな言葉が当てはまるかのように、本人は「俺のプレー、俺のパーソナリティ、仲間たちのパーソナリティ、仲間たちのプレー、完璧な合致だ」と新天地との抜群の相性に手ごたえを覗かせた。エースのリラードも、「彼は脅威だ。チームに別の要素をもたらしてくれる。彼の挽回劇のサポートができて興奮しているよ」と語っている。

 昨季カンファレンス決勝まで進んだブレイザーズは、まだ9勝15敗と勝率5割を大きく下回っている。“ラストピース”となり、7年連続のプレーオフ進出を果たせるか。キャリア最終章に突入したカーメロの新たな挑戦から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部
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