リラードは上記の2チームのほか、ボストン・セルティックスとニューヨーク・ニックスも挙げていたが、真っ先に口にしたのがヒートだったこと、複数の具体的なチーム名を語ったことは、ブレイザーズのファンにとって複雑だったかもしれない。
もちろん、これはあくまでオフシーズン恒例とも言える話題であり、リラード自身も来季開幕をポートランドで迎えることになるだろうと発言していた。
ブレイザーズは6月22日のドラフトで全体3位指名権を保持しており、この指名権を絡めたトレードで即戦力を加える可能性もある。そこでオールスター級の実力者を獲得できれば、少なくともプレーオフへ返り咲くことは可能だろう。
ただ、現チームにも昨年のドラフト7位で指名したシェイドン・シャープという魅力的なウイングプレーヤーがいる。5月に20歳になったばかりの若武者は、シーズン最後の10試合で平均23.7点、6.1リバウンド、4.1アシストと、ポテンシャルの高さを披露した。
彼の成長を促しつつ、ドラフトでスクート・ヘンダーソン(Gリーグ・イグナイト)やブランドン・ミラー(アラバマ大)といった即戦力の新人を獲得して再建を進めるのか、ブレイザーズのフロントの決断が問われるところだ。
リラードは2025-26シーズンまでの超巨額な契約が残っており、プレーヤーオプションを行使した場合の26-27シーズンの年俸はなんと約6323万ドル(約88億3376万円)。もしリラード本人がトレードを志願したとしても、来月に33歳となるベテランガードを放出する取り引きはそう簡単にまとまらないだろう。
だが、元チームメイトはそう思っていないようだ。昨季途中までブレイザーズに8年半在籍し、リラードとバックコートデュオを形成していたCJ・マッカラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)は、7日に『ESPN』の“First Take”へ出演した際にスティーブン・A・スミスへこう話していた。
「移籍市場がそれを必要とするだろうね。僕が賭け事をする男なら、今季が(ポートランドで)彼を見る最後になると言っておくよ」
ディフェンス面にやや難があるとはいえ、リラードは依然としてリーグ屈指のシュート力と勝負強さを備えている。早ければドラフト前後に大きな動きが起こるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
もちろん、これはあくまでオフシーズン恒例とも言える話題であり、リラード自身も来季開幕をポートランドで迎えることになるだろうと発言していた。
ブレイザーズは6月22日のドラフトで全体3位指名権を保持しており、この指名権を絡めたトレードで即戦力を加える可能性もある。そこでオールスター級の実力者を獲得できれば、少なくともプレーオフへ返り咲くことは可能だろう。
ただ、現チームにも昨年のドラフト7位で指名したシェイドン・シャープという魅力的なウイングプレーヤーがいる。5月に20歳になったばかりの若武者は、シーズン最後の10試合で平均23.7点、6.1リバウンド、4.1アシストと、ポテンシャルの高さを披露した。
彼の成長を促しつつ、ドラフトでスクート・ヘンダーソン(Gリーグ・イグナイト)やブランドン・ミラー(アラバマ大)といった即戦力の新人を獲得して再建を進めるのか、ブレイザーズのフロントの決断が問われるところだ。
リラードは2025-26シーズンまでの超巨額な契約が残っており、プレーヤーオプションを行使した場合の26-27シーズンの年俸はなんと約6323万ドル(約88億3376万円)。もしリラード本人がトレードを志願したとしても、来月に33歳となるベテランガードを放出する取り引きはそう簡単にまとまらないだろう。
だが、元チームメイトはそう思っていないようだ。昨季途中までブレイザーズに8年半在籍し、リラードとバックコートデュオを形成していたCJ・マッカラム(ニューオリンズ・ペリカンズ)は、7日に『ESPN』の“First Take”へ出演した際にスティーブン・A・スミスへこう話していた。
「移籍市場がそれを必要とするだろうね。僕が賭け事をする男なら、今季が(ポートランドで)彼を見る最後になると言っておくよ」
ディフェンス面にやや難があるとはいえ、リラードは依然としてリーグ屈指のシュート力と勝負強さを備えている。早ければドラフト前後に大きな動きが起こるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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