『The Ringer』のケビン・オコナー記者は、今夏にポールがサンズを退団する場合、移籍先候補はレイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、サンアントニオ・スパーズになると報じている。しかし、ポール自身の希望はサンズで来季もプレーすることのようだ。

　15日に地元メディア『Arizona Republic』へ公開された記事の中で、ポールはサンズに残りたいかと聞かれて「もちろん。だから僕はこの場にいるんだ」と話している。

「家族と今後どうなっていくか話し合いの場を持ったんだ。代理人とも話したし、兄貴（ＣＪ）とも話したよ」
  　デッドラインが近づくにつれて、ポールの去就に関する噂は大きくなっていくだろうが、本人は「ワークアウトやトレーニングをしている。それに家族と一緒に過ごしているよ」と現状について口にしており、チームが下す決断をポジティブな姿勢で待っている。

　近年はプレーオフでケガに泣かされ、不完全燃焼に終わっているとはいえ、ポイントガードとして現役最高級の実績を残しており、将来の殿堂入りも確実なレジェンドなのは間違いない。

　ポールは来季、どのチームで開幕を迎えるのか。今後の展開から目が離せない。

文●秋山裕之（フリーライター）