今年の式典は殿堂入りメンバーはもちろん、プレゼンターも豪華な顔ぶれとなった。名将ポポビッチには、スパーズで10年以上プレーし複数回の優勝に貢献したロビンソン、ダンカン、ジノビリ、パーカーが務めることに。

　特にスパーズで2000年代～2010年代中盤にかけて常勝チームを形成するうえで不可欠な存在だったビッグ３（ダンカン、パーカー、ジノビリ）は、今年パーカーの選出によって全員が殿堂入り。彼らを指揮したポポビッチと合わせて、スパーズ王朝メンバーが一堂に会する光景は今年の式典のハイライトになりそうだ。
  　ウェイドは自身のアイドルだったアイバーソン、ノビツキーは元チームメイトかつ好敵手で名司令塔のナッシュとキッド、ガソルにはヨーロッパ出身選手として1990年代後半にシカゴ・ブルズで３度の優勝を経験したクーコッチがプレゼンターとなった。

　殿堂入り式典という大舞台で、プレゼンターと殿堂入りするメンバーがスピーチでどんな言葉を発するのか。約１か月後のセレモニーを楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ？識者８人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介！