後がないスペインは、2戦目で今大会の優勝候補とも言われるカナダと対戦。序盤は競り合いながらも、チームとしての熟成度を発揮して徐々にリードを広げ、最大12点差をつけたものの、最終クォーター の立ち上がり4分間に得点が止まった間に、カナダが勢いづく。
3点ビハインドで迎えた残り1分19秒、ここまで2本の3ポイントを決めていたディロン・ブルックスが、最も欲しいタイミングで3本目をヒット。土壇場で同点に持ち込むと、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーもジャンプショットで畳みかけ、ラスト1秒まで続いた点の取り合いを制してカナダが88-85で準々決勝進出を決めた。
あわやアメリカがヨーロッパ組以外で唯一のチームかと思われたが、カナダが生き残り、決勝トーナメントは欧州勢が6か国にアメリカ勢が2か国という顔ぶれに。
その一方、2019年ワールドカップ王者のスペインを筆頭に、同2位のフランス、同4位のオーストラリア(同3位のアルゼンチンは不参加)と、前回大会のベスト4が揃って姿を消すまさかの展開となった。
9月5、6日にフィリピンのマニラで行なわれる準々決勝は、セルビア対リトアニア、イタリア対アメリカ、ドイツ対ラトビア、スロベニア対カナダの組み合わせとなった。はたして、波乱含みの今大会はどの国が制するのだろうか。
文●小川由紀子
【バスケW杯PHOTO】3勝2敗、史上初の勝ち越しでW杯を終える!48年ぶり自力での五輪出場決定!|順位決定戦第2戦日本80-71カーボベルデ
3点ビハインドで迎えた残り1分19秒、ここまで2本の3ポイントを決めていたディロン・ブルックスが、最も欲しいタイミングで3本目をヒット。土壇場で同点に持ち込むと、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーもジャンプショットで畳みかけ、ラスト1秒まで続いた点の取り合いを制してカナダが88-85で準々決勝進出を決めた。
あわやアメリカがヨーロッパ組以外で唯一のチームかと思われたが、カナダが生き残り、決勝トーナメントは欧州勢が6か国にアメリカ勢が2か国という顔ぶれに。
その一方、2019年ワールドカップ王者のスペインを筆頭に、同2位のフランス、同4位のオーストラリア(同3位のアルゼンチンは不参加)と、前回大会のベスト4が揃って姿を消すまさかの展開となった。
9月5、6日にフィリピンのマニラで行なわれる準々決勝は、セルビア対リトアニア、イタリア対アメリカ、ドイツ対ラトビア、スロベニア対カナダの組み合わせとなった。はたして、波乱含みの今大会はどの国が制するのだろうか。
文●小川由紀子
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