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NBA

ドレイモンドの野望はジョーダン超え?かつての仇敵にも言及「目標はクリス・ポールの初優勝を手助けすること」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.14

 今季のウォリアーズで注目されているのは、カリーとポールという将来の殿堂入りポイントガードによる共演。その一方で、実質的な司令塔であるグリーンと、生粋のPGであるポールがコート上でどんな連係を見せるかも気になるところだ。

 約3年前のこと。グリーンは『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』へゲスト出演した際に、ポールについて「俺はCPのことがまったく好きじゃない。俺たちは少しもいい関係を築けていないんだ」と明かしていた。

 ポールとウォリアーズは過去3度プレーオフで対戦しており、そのたびに激闘を繰り広げてきた。その因縁の相手がキャリア終盤になってチームへ加入したのだから、選手たちが不思議な感覚に陥ったとしてもおかしくない。
 
『ESPN』とのインタビューで、グリーンはポールについて、“ウォリアーズのグリーン”のように振る舞ってきたとし、次のように評している。

「あの男はすべての中心にいる。どのプレーでも中心にいて、ほかのチームがディフェンスするうえで最重要選手でもある。フロアの両エンドで喋って、俺たちのコーチ、レフェリーたちとも上手く対応するし、選手たちによるどんな揉め事でも中心になってやってきた。戦うし、エルボーもする。嫌らしい選手なんだ」

 リーグ有数のトラッシュトーカーで、ウォリアーズのヴォーカルリーダーかつディフェンシブアンカーも務めるグリーンは、過去の「嫌いだった」発言について、「でもそれはリスペクトの証でもあったんだと思う」と、もちろんポールの実力を認めている。

 リーグでも指折りのバスケットボールIQを持つポールとグリーン。相手チームの戦術や選手たちのクセを熟知する切れ者を2人も擁する今季のウォリアーズは、コート内外で“騒がしいチーム”となりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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