今季もチームで重要な役割を任されている29歳のガードはディフェンスについてこう続ける。

「とにかくそれ（ドリル）を繰り返し続けていくことで自分のものにすることができるんだ。そしてNBAの試合に取り込むことができる。あの時点では習慣だったのさ。だから僕はあのような練習を設けてくれたこと、コーチングしてくれたこと、（練習を）見てくれたことに感謝している」
  　ここまで５勝11敗（勝率31.3％）でイースタン・カンファレンス13位に低迷中のブルズは、ザック・ラビーン、デマー・デローザンに加えてカルーソもトレード候補に挙がっている。なかでも攻守両面で計算でき、勝利のためにハードワークを惜しまないカルーソの獲得を希望するチームは多い。

「彼のためにプレーしたことは本当に楽しかった」と回想するカルーソが、ドラフト外からリーグ有数のディフェンダーへ成長した要因は、ダグノーHCの指導が大きかったようだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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