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NBA

フォーニエが“自分でチームを選べない”NBAのトレード事情に言及「ライフスタイルを変えないといけないのは、かなり堪えるよ」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.02.12

 欧州復帰を決めたフォーニエはギリシャに到着して1か月半が経った頃、「私たち、本当にここに2年間いられるの?」 と妻が聞いてきたそうだ。

 オリンピアコスとの契約内容は2年+1年間の延長期間付きだったため、フォーニエは、「心配しなくていいよ。”最低”2年だから」と答えたという。

 実際、昨夏にはワシントン・ウィザーズからオファーを受け、本人が望めばNBAキャリアを継続する道もあったが、彼が欧州への移籍を選んだのは、家族と落ち着ける環境を求める気持ちもあったのだろう。

 ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)を育てたパリ郊外のクラブ、ナンテールでプロデビューを飾ったフォーニエは、その後2年間トップリーグのポワティエでプレーしたのち、アメリカに渡った。
 
 したがってユーロリーグでプレーするのは今回が初めてだが、「NBAには巨大なパワーがあり、世界で最も大きなブランドのひとつだ。けれどヨーロッパの人々がオリンピアコスやパナシナイコス、フェネルバフチェといったクラブに捧げる情熱にはかなわない」と、印象を語っている。

 NBAの各球団にも、いわゆる”ダイハードファン”と呼ばれるコアサポーターはいるだろうが、フォーニエはコートに立ってプレーする立場から欧州の熱気を肌で感じたのだろう。

 2月7日のバルセロナ戦では、ブザービーターを決めてオリンピアコスに勝利をもたらすなど、ファンを熱狂させるプレーを連発しているフォーニエ。闘魂にあふれた32歳のガードは、第2のキャリアを存分に謳歌している。

文●小川由紀子

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