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NBA

【コビー・ブライアント追悼企画】ジョーダンとの対決、プレーオフでの大逆転劇――記憶に刻まれる名勝負・前編

ダンクシュート編集部

2020.01.27

ジョーダンとの最後の対戦では55得点を叩き出し、“神様”に引導を渡した。(C)Getty Images

ジョーダンとの最後の対戦では55得点を叩き出し、“神様”に引導を渡した。(C)Getty Images

■故郷でのオールスターで初のMVPを勝ち取る
2002年2月10日 NBAオールスター

 自身4度目の出場となったオールスターは、コビーの故郷であるフィラデルフィアで行なわれた。彼にとっては家族や古い友人の前でプレーできる最高の舞台だったが、シクサーズファンは前年のファイナルでレイカーズに敗れていたこともあり、コビーがボールを持つたびに容赦なくブーイングを浴びせた。しかし、そんな声を嘲笑うかのように得点を重ね、終わってみれば31得点、5リバウンド、5アシストの大活躍。初のオールスターMVPに輝いた。

■当時のNBA記録を更新する12本の3ポイントに成功
2003年1月7日 シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)戦

 このソニックス戦の前まで、コビーの3ポイント成功率は28.3%と振るわず、試合前の練習で一部のファンから「下手くそ!」と野次を浴びていた。これに発奮したのか、この日は序盤から面白いようにアウトサイドシュートが決まり、前半だけで6本、第3クォーターまでに11本の3ポイントをヒット。そして最終クォーターに当時のNBA新記録となる12本目を沈め、リーグ史にその名を刻んだのだった。
 
■前半だけで42得点をあげ、“神”に引導を渡す
2003年3月28日 ワシントン・ウィザーズ戦

 コビーとジョーダンの最後の対決として注目を集めた一戦は、第1クォーターからコビーが19得点、ジョーダンも13得点と激しい点の取り合いとなる。しかし第2クォーターの序盤、ジョーダンがベンチに座っている間もコビーは3ポイントを連続して決めるなど、前半だけで42得点を荒稼ぎ。引退間際の“神”に勢いの差を見せつける。最終的にジョーダンの23得点に対し、コビーはシーズンハイの55得点を叩き出し、チームの勝利に貢献。試合後、ジョーダンは「コビーがこれからのリーグを引っ張る存在であることは間違いない。それができるのは彼のほかに数人しかいないだろう」と、新時代のリーダーを絶賛した。
 
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