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NBA

「セルティックスは昨季と同じとは言えない」現地識者が今季のイースト頂上決戦を予想「クリーブランドが筆頭候補」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.08

 それに対し、キャブズの優勝経験者は3番手センターのトリスタン・トンプソン(2016年)だけで、ローテーションメンバーでファイナルの舞台に立ったことがあるのもマックス・ストゥルース(2023年)のみ。ドノバン・ミッチェル、ダリアス・ガーランド、エバン・モーブリー、ジャレット・アレン、ディアンドレ・ハンターといった主力は大舞台での経験が豊富とは言い難い。

 それでも、シモンズはセルティックスではなくキャブズを推していた。

「(今季の)セルティックスは昨季と同じとは言えない。彼らはこれから迎える可能性があることに警戒しなければならない。例えば、シリーズ第7戦にホームで臨むドノバン・ミッチェルが『俺がファイナル進出を決めてやる、今年は俺の番なんだ』と爆発するかもしれない。昨年のセルティックスにはそれがあった。(でも)連覇は本当に大変なことなんだ。NBAの歴史で見ても、2年連続で(リーグを)制することは最も難しいことと言える。クリーブランドが筆頭候補だと明確に思っているのは私だけかい?」
 
 今季のキャブズは平均123.1点、オフェンシブ・レーティング122.1がともにリーグ1位と強力なオフェンス力を誇る。さらに打倒セルティックスに向け、シーズン途中にハンターとジャボンテ・グリーンを加えてウイング陣の強化に成功している。

 セルティックスはキャブズと比較すると“飢え”が不足しているように思えるが、昨プレーオフではジミー・バトラー(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)不在のマイアミ・ヒート、アレンとミッチェルを欠いたキャブズ、タイリース・ハリバートンが途中離脱したインディアナ・ペイサーズを倒したことで“相手のケガ人続出のおかげ”と揶揄される声もあっただけに、モチベーションは十分あるはず。

 両チームがどんな仕上がりを見せてポストシーズンを迎えるか、注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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