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NBA

鉄壁のディフェンスで首位サンダーを支えるドート。DPOY候補に挙がるも「俺がアウォードのためにコートに立つことはない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.29

 フィジカルなディフェンスを身上とする男は、時に相手選手にケガを負わせてしまうこともあり、敵チームのファンから恨まれることも少なくないが、選手層の厚いサンダーでチーム3位の平均出場時間を記録していることからも、担っている役割の大きさは明らかだ。

 今季はカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)をフィールドゴール成功率31.8%(7/22)、デマー・デローザン(サクラメント・キングス)を同21.4%(3/14)、ドノバン・ミッチェル(キャブズ)を同23.1%(3/13)に抑えるなど、ストッパーとしての実力は健在。

 その働きはエースのギルジャス・アレキサンダーも定期的に称賛しているように、チームメイトたちから絶大な信頼を得ている。

 ドート自身は「コート上で見せているハードワークを、リーグにいる人たちが認識してくれているのはすごく大きい。ハッピーなのは間違いないね。けど最終的にはチーム全体の努力によるものなんだ。仲間たちがいつも味方でいてくれることが嬉しい」と語っている。
 
 今季のDPOY候補にはゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンやキャブズのエバン・モーブリー、アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズらが挙がっている。

 ドート擁するサンダーはディフェンシブ・レーティング106.1でリーグトップに立つため、投票される際に優位に働く期待がある。一方で、チームにはギルジャス・アレキサンダーやウォーレス、アレックス・カルーソなど守備巧者が揃っているため、票が分散されてポイントが伸びない可能性も否定できない。

 はたしてドートはDPOYに輝くことができるか。少なくとも自身初のオールディフェンシブチーム選出の見込みは十分だろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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