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NBA

好調ニックスを支えるタウンズ。背番号32の理由は往年の名司令塔?「彼はチームメイトを高めながら、それを華やかにこなしていた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.09

 一昨季にウルブズで自己最高の平均4.8アシストを残したとはいえ、タウンズのキャリア平均アシストは3.2本で、特別パスが評価されているわけではない。ただ、ニックス加入後も時折鋭いパス捌きや鮮やかなノールックパスを披露しているように、パサーとしてのセンスはある。

 ニックスは現在ボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナルを戦っている。レギュラーシーズンで4戦全敗だった相手に2戦連続で20点差をつけられるも、初戦を延長戦の末に108-105、第2戦も91-90で逆転勝利し、2連勝と最高のスタートでホームのマディソンスクエア・ガーデンへ戻ることになった。
 
 ブランソンとOG・アヌノビーのオフェンス力、ミケル・ブリッジズのクラッチディフェンスでシリーズを優位に進めるニックスにおいて、タウンズは2試合を終えて平均17.5点、15.0リバウンドにフィールドゴール成功率51.7%と奮戦。アシストは1本、3ポイントは2本しか放っていない(成功ゼロ)が、自身の役割に徹して着実に遂行していると言えるだろう。

 10日(日本時間11日)のシリーズ第3戦ではセルティックスの逆襲が予想されるが、タウンズには要所の得点だけでなく、チームメイトたちを活かすパス捌きも期待したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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