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NBA

「得点しようと思えばできるけど…」主砲カリーが不在のなか、バトラーはいかにしてウォリアーズを導くか<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.05.11

「状況に適したバスケットボールをすることだ。仲間たちがいかにプレーしやすいようにパスをさばけるかを意識している」

 しかし2022-23シーズンのプレーオフ1回戦、対ミルウォーキー・バックスとの第4戦では、NBAプレーオフ史上4位の56得点をマークしているバトラー。彼の得点力と勝負強さはお墨付きだ。

「40点とか、43点とか、みんなが思っているようなプレーをやるとなったら、それはできる。やれるよ。でも仲間たちにパスを出して、彼らがやりやすいようにプレーすることを楽しんでいる。自分が決めるべきときは決めるし、その時々で最適なプレーをするということだ」

 しかしそう語ったあとで、こうも付け加えている。

「まあでも、みんなで話し合いをして、それ(シューター役を務めること)が必要となったら、あり得るかもしれない」

 カリー復帰までの数試合、ウォリアーズがどのような作戦を講じてくるかは注目したいところだ。
 
 ちなみにコート上で一緒に戦えないカリーも、ベンチから絶えず仲間にアドバイスを送っていたようで「彼の視点で、コート両サイドで自分たちが何をすべきかを指摘してくれている」とバトラーは明かしている。

「コートにはいないけど、彼は俺たちが勝つことを願っている。だから、たとえばディフェンスの時でも『アイツはここにいた方がいい』とか、みんながすべきことを教えてくれるんだ。試合を直接見ている彼には、(コート上の)自分たちには見えていないことが見えていたりするから、ものすごく参考になる。彼もベンチで、俺たちと一緒に戦ってくれているんだ」

 本拠地チェイス・センターでの3戦目もバトラーは33得点、7リバウンド、7アシストと躍動。試合には惜しくも敗れたが、彼がいる限り、ウォリアーズは危険なチームであり続けるだろう。

文●小川由紀子

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