フィンチHCはそんなランドルの働きについて、「彼が優秀なプレーメーカーであることはずっと知っていた。彼がいるということは、（コート上に）もう1人ポイントガードがいるようなものだ。それが我々にとって意味することはとても大きい。チームの再生において、それがすべてとさえ言える」と評価。

　エドワーズも、「これ以上望むものはないくらい素晴らしいよ。彼がいることで、自分はものすごく楽にプレーすることができている。本当にありがたいと感じているよ」と感謝の気持ちを表している。
  「NBA史上最悪のトレードになる可能性もある」とまで言われていた時期もあったが、そうした外野の声に気を乱されることなく、自分のやるべきことに集中したランドルの努力の賜物だ。

「自分たちはチームとして結束している。そして、いろいろな方法で勝つことができるチームなんだということを証明した。このチームは多才で多様性があって層が厚い。局面に応じて、様々な選手が活躍できるんだ。１人に依存するのではなく、僕たちはチーム全体に大きな自信を持っている」

　30歳のベテランフォワードは、若きエースと共闘するミネソタでのキャリアを存分に謳歌している。

文●小川由紀子

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