2022年２月のトレードでサクラメント・キングスからペイサーズに加入したハリバートンは、キャリア最初の２年間はプレーオフに届かなかったものの、過去２年はいずれもポストシーズンを経験。昨年はカンファレンス・ファイナル、今年はファイナル進出と見事な躍進を見せている。

　ペイサーズで才能を開花させたハリバートンは、リック・カーライルHC（ヘッドコーチ）と何度も話し合い、映像チェックのコツを教わってきたが、最も感謝しているのは自信を植え付けてくれたことだという。

「彼は僕に最高のリスペクトを示してくれた。それは究極の信頼とも言えるものだ。彼は素晴らしいバスケットボールマインドの持ち主で、これまで偉大なガードや選手たちを見てきた。だから、彼が自信を与えてくれたことで、自分のキャリアを新たなレベルへ引き上げることができたと思っている」
  　サンダーと同様に、ペイサーズも今年のプレーオフでは連敗がない。特にペイサーズは３月10日以降は連敗がなく、敗戦後には見事な修正とアジャストを遂行してきた。

　熱狂的なファンのバックアップのもと、ペイサーズは白星を掴むことができるのか。その最大のカギを握るのは、やはりハリバートンだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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