とはいえ、ビビーにとっては2002年のカンファレンス決勝は今になっても忘れられない思いがあるという。
「相手はウエスタン・カンファレンス優勝を祝福すべく、ロッカールームでシャンパンの準備をしていた。そう、僕らがやらかしたようなものだったんだ。僕は今になってもロバート・オリーのショットを観返すことができないんだ…。
そこまでのプレーやハイライトは観ているのに、あのシーンだけはどうしても観れない。あれは僕らから奪っていったものだから。あの年は自分たちのためのチャンピオンシップだった。第7戦までもつれたけどね。僕らの方がいいチームなんだと示していた。いくつかハイライトを観てみると、シャックやコビーの表情から彼ら(レイカーズ)が終わったかのように見えるはずだ。
でも第7戦で、僕らはホームで戦ったのにやらかしてしまった。スリーが13の2、フリースローも50.0%で延長までいったけど負けてしまった。しかも、終わった後に僕とコビーがインタビューされることになったんだ。負けたチームの選手がインタビューに出てくるなんて見たことないよ。で、最初に僕へ質問してきた。あれにはすごく腹が立った。なんて聞いてきたかまでは覚えてないけどね」
このシーズンのキングスはリーグベストの61勝21敗(勝率74.4%)をマーク。得点源のクリス・ウェバーはリーグ最高級のパワーフォワードで、ビビーの他にも技巧派センターのブラデ・ディバッツ、守備巧者のダグ・クリスティ(現キングスHC)、シックスマンのボビー・ジャクソンら実力者が揃っていた。
レイカーズとのシリーズではウェバーが平均24.3点、10.9リバウンド、6.3アシスト、1.4ブロック、ビビーが同22.7点、4.4アシスト、2.0スティールを記録。特にビビーは初のプレーオフながら堂々たるプレーぶりで、2メンゲームからスクリーンをうまく活用してスペースを作り出し、高精度なジャンパーを連発してレイカーズを大いに苦しめた。
キングスにとって痛かったのは、第2の得点源ペジャ・ストヤコビッチが足首のケガを負っていたこと。リーグ屈指のピュアシューターは第5戦から復帰したものの、本調子には程遠かった。
「相手はウエスタン・カンファレンス優勝を祝福すべく、ロッカールームでシャンパンの準備をしていた。そう、僕らがやらかしたようなものだったんだ。僕は今になってもロバート・オリーのショットを観返すことができないんだ…。
そこまでのプレーやハイライトは観ているのに、あのシーンだけはどうしても観れない。あれは僕らから奪っていったものだから。あの年は自分たちのためのチャンピオンシップだった。第7戦までもつれたけどね。僕らの方がいいチームなんだと示していた。いくつかハイライトを観てみると、シャックやコビーの表情から彼ら(レイカーズ)が終わったかのように見えるはずだ。
でも第7戦で、僕らはホームで戦ったのにやらかしてしまった。スリーが13の2、フリースローも50.0%で延長までいったけど負けてしまった。しかも、終わった後に僕とコビーがインタビューされることになったんだ。負けたチームの選手がインタビューに出てくるなんて見たことないよ。で、最初に僕へ質問してきた。あれにはすごく腹が立った。なんて聞いてきたかまでは覚えてないけどね」
このシーズンのキングスはリーグベストの61勝21敗(勝率74.4%)をマーク。得点源のクリス・ウェバーはリーグ最高級のパワーフォワードで、ビビーの他にも技巧派センターのブラデ・ディバッツ、守備巧者のダグ・クリスティ(現キングスHC)、シックスマンのボビー・ジャクソンら実力者が揃っていた。
レイカーズとのシリーズではウェバーが平均24.3点、10.9リバウンド、6.3アシスト、1.4ブロック、ビビーが同22.7点、4.4アシスト、2.0スティールを記録。特にビビーは初のプレーオフながら堂々たるプレーぶりで、2メンゲームからスクリーンをうまく活用してスペースを作り出し、高精度なジャンパーを連発してレイカーズを大いに苦しめた。
キングスにとって痛かったのは、第2の得点源ペジャ・ストヤコビッチが足首のケガを負っていたこと。リーグ屈指のピュアシューターは第5戦から復帰したものの、本調子には程遠かった。
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