では、GMが求める“スキルセット”は具体的に何なのか。

「朗報なのは、FA市場やトレードで対象になる選手が数多くいること。そのため、我々はこのチームにうまくフィットする選手たちをターゲットにしていく。オフェンスではシュート力、パス能力、ボールハンドリング、そして試合を読む力。ディフェンスではガード力と、ミスマッチでも耐えられるフィジカルを求めている」

　来季のウォリアーズはカリー、バトラー、グリーンのサラリーだけで約１億4000万ドル（約201億6000万円）に達する。そのため球団は、優勝のチャンスや“カリーと一緒にプレーできる特権”を武器に、最低保証額や例外条項を活用してFA選手の獲得を狙っていく。
  　ダンリービーJr.は「フリーエージェンシーで、我々はうまくやれると見ている。このグループに自信があるし、どこを強化すべきかは把握している」と楽観していた。

　カリー、バトラー、グリーン体制で初めてフルシーズンを戦う2025－26シーズン。ウォリアーズのロスター構築には、これまで以上に注目が集まる。

文●秋山裕之（フリーライター）

「今は“過程”が無視されがちなんだ」グリーンがシボドー解任のニックスに苦言「優勝を狙えるだけの戦力ではなかった」＜DUNKSHOOT＞

「ヒートは勝てると確信するまでチップを動かさない」球団OBのウェイドがデュラント獲得を見送った理由を分析＜DUNKSHOOT＞

「断る理由がなかった」「ほぼタダ同然で手に入れたようなもの」識者がデュラントを獲得したロケッツを“勝ち組認定”＜DUNKSHOOT＞