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NBA

レイカーズ残留を決めたレブロンだが、代理人は“移籍要求の可能性”も示唆「現時点で優勝は難しい。何が最善か見極めたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.06.30

 今季のレイカーズはウエスタン・カンファレンス3位の50勝32敗(勝率61.0%)を残して3年連続でプレーオフ進出。だがファーストラウンドでミネソタ・ティンバーウルブズに1勝4敗で終え、2年連続の1回戦敗退に終わっていた。

 レイカーズで契約下にいるのはレブロンとドンチッチ、オースティン・リーブス、八村塁、ジャレッド・ヴァンダービルト、ゲイブ・ヴィンセント、ダルトン・コネクト、マキシ・クリバー、ジョーダン・グッドウィン、シェイク・ミルトン、ブロニー・ジェームズ、そして26日のドラフトでトレードの末に獲得したウイングのアドゥ・シーローの12人。

 レブロンとドンチッチという魅惑のデュオがいるため、現有戦力でもプレーオフへ進出することはできるかもしれないが、王者オクラホマシティ・サンダーを筆頭に強豪揃いのウエストで覇権争いへ参戦するには戦力不足。特にビッグマンの層の薄さが懸念材料となっている。

 ポールは、契約最終年のレブロンに関してこうも語っていた。

「我々は将来への備えを進めている最中で、このチームが現時点で勝つのは難しいことを理解している。だからこそ、今のレブロンの人生とキャリアにとって何が最善かを見極めたい」
 
 この発言からは、レイカーズが彼の望むような補強を行なえなかった場合、レブロンがトレードを望む可能性も否定できないと受け取れる。

 レブロンが心底求めているのは自身5度目の優勝。ドンチッチを支える超強力なフィニッシャーへと主な役割が変わろうとも、覇権争いが期待できるチームであれば受け入れるスタンスなのかもしれない。

 なお、レイカーズは今季途中にブルックリン・ネッツとのトレードで加わったドリアン・フィニー・スミスがPOの約1540万ドル(約22億1760万円)を破棄して完全FAになった。

 リーグを代表する3&Dの1人だけに、レイカーズは再契約を目指すと見られている一方、ヒューストン・ロケッツなどウイング獲得を狙うチームが競合に加わることが予想され、このまま見返りなしで退団となれば戦力ダウンになってしまう。

 はたして、レイカーズは今オフにレブロンが納得できるレベルのロスターを構築することができるのか。キャップスペースに余裕がないことを考慮すると、その方法はトレードしかないのかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】40歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!
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