ベランジェは悩んだ末にスロベニア行きを選択し、昨年11月に晴れてプロ契約を締結。同クラブで国内リーグ、カップ戦の2冠を経験し、個人でもABAリーグ(アドリア海沿岸リーグ)のブロック王に輝く活躍を見せた。
競技歴わずか3年でプロデビューを果たしただけでも驚きだが、そこで早くも結果を残したのは只者ではない。
出会いにも恵まれた。
ベランジェは当初、チェデヴィータ・オリンピアのリザーブチームでキャリアをスタートする予定だったが、ズベズダン・ミトロビッチHC(ヘッドコーチ)はかつてモナコやアスヴェルを率いた縁もあってフランス人選手の動向に敏感だった。代表キャンプに参加していたベランジェのパフォーマンスを見てポテンシャルを感じ、ファーストチームに抜擢したのだった。
経歴ではなくコート上でのパフォーマンスを重視するミトロビッチHCの下、ベランジェにもプレータイムが与えられると、それがさらなるモチベーションを生み出す好循環をもたらし、さらに成長スピードは加速した。
指揮官も「予想をはるかに上回るスピード」だったとコメントしている。
身長210㎝、ウイングスパン225cmという恵まれた体格に加え、もともとの器用さや勘の良さ、そして練習熱心さの賜物だ。
「ボールコントロールをもっともっと向上させ、ポジションプレーを磨き、状況を正確に分析する力をつけたい。3ポイント、ペイント内など、コート上のどこからでも脅威となれる、さまざまな状況で得点できる選手になりたい」
プロ1年生の彼は、そう抱負を語っていた。
そんなベランジェは、まだまだ成長過程のほんの入り口にいる。世界最高レベルのリーグであるNBAで手痛い洗礼も受けるだろうが、それも彼にとっては必要な学びでしかない。
同胞の先輩ルディ・ゴベアのいるウルブズで、彼がどんな躍進を見せてくれるのか。将来大化けするかもしれない可能性を秘めた原石のデビューイヤーが楽しみだ。
文●小川由紀子
ウェンバンヤマ輩出のフランスから、今年もNBAドラフト上位指名選手が誕生か。2人の俊英トラオレ&エサングのすべて<DUNKSHOOT>
コスタリカでのバカンス→少林寺で剃髪し10日間の精神修養。ウェンバンヤマの“規格外”のオフ<DUNKSHOOT>
フランス出身のドラ1ルーキー、リザシェイがNBAの環境に驚き「『なんて特別待遇だろう!』って思うよ」<DUNKSHOOT>
競技歴わずか3年でプロデビューを果たしただけでも驚きだが、そこで早くも結果を残したのは只者ではない。
出会いにも恵まれた。
ベランジェは当初、チェデヴィータ・オリンピアのリザーブチームでキャリアをスタートする予定だったが、ズベズダン・ミトロビッチHC(ヘッドコーチ)はかつてモナコやアスヴェルを率いた縁もあってフランス人選手の動向に敏感だった。代表キャンプに参加していたベランジェのパフォーマンスを見てポテンシャルを感じ、ファーストチームに抜擢したのだった。
経歴ではなくコート上でのパフォーマンスを重視するミトロビッチHCの下、ベランジェにもプレータイムが与えられると、それがさらなるモチベーションを生み出す好循環をもたらし、さらに成長スピードは加速した。
指揮官も「予想をはるかに上回るスピード」だったとコメントしている。
身長210㎝、ウイングスパン225cmという恵まれた体格に加え、もともとの器用さや勘の良さ、そして練習熱心さの賜物だ。
「ボールコントロールをもっともっと向上させ、ポジションプレーを磨き、状況を正確に分析する力をつけたい。3ポイント、ペイント内など、コート上のどこからでも脅威となれる、さまざまな状況で得点できる選手になりたい」
プロ1年生の彼は、そう抱負を語っていた。
そんなベランジェは、まだまだ成長過程のほんの入り口にいる。世界最高レベルのリーグであるNBAで手痛い洗礼も受けるだろうが、それも彼にとっては必要な学びでしかない。
同胞の先輩ルディ・ゴベアのいるウルブズで、彼がどんな躍進を見せてくれるのか。将来大化けするかもしれない可能性を秘めた原石のデビューイヤーが楽しみだ。
文●小川由紀子
ウェンバンヤマ輩出のフランスから、今年もNBAドラフト上位指名選手が誕生か。2人の俊英トラオレ&エサングのすべて<DUNKSHOOT>
コスタリカでのバカンス→少林寺で剃髪し10日間の精神修養。ウェンバンヤマの“規格外”のオフ<DUNKSHOOT>
フランス出身のドラ1ルーキー、リザシェイがNBAの環境に驚き「『なんて特別待遇だろう!』って思うよ」<DUNKSHOOT>
関連記事
- ウェンバンヤマ輩出のフランスから、今年もNBAドラフト上位指名選手が誕生か。2人の俊英トラオレ&エサングのすべて<DUNKSHOOT>
- 「正直、誰が相手でもトラブルに陥ることなんてなかった」と語るNBAの元ドラ1が、最も苦戦した選手を明かす「彼は絶対的なレジェンド」<DUNKSHOOT>
- 河村勇輝がダブルダブルの活躍でブルズの勝利に貢献!富永啓生は出番なく、“日本人対決”は実現せず<DUNKSHOOT>
- “サンダー王朝の始まり”を御意見番バークレーが予想「今後3、4年間、ずっと優勝候補筆頭だろう」<DUNKSHOOT>
- レブロンはなぜエイトンに歓迎メッセージを送らなかった?「連絡するのに疲れたんだ」「リーダーとしてあり得ない」など様々な憶測が飛ぶ<DUNKSHOOT>